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防災・アウトドアからスマートホームエネルギーソリューションへ ポータブル電源のEcoFlowが成長戦略で日本市場No.1を目指す!

販売戦略

2026/04/17 18:30

充電スピードとエコシステムが他社との差別化ポイント

 同社の成長戦略について、改めて前述のポール氏(以下、敬称略)と営業本部ディレクターのリ・クウシン(李坤信・以下、リ)氏に聞くことができたので、紹介しよう。

――スマートホームエネルギーソリューションの展開について教えてください。

ポール 当社のミッションは、創立当初から家庭のエネルギー問題を解決することです。蓄電池に代表される家庭用エネルギーは、緊急時のバックアップ電源と電気代の抑制という2つの側面があります。

 欧米ではすでに製品を展開しており、アメリカではDELTA Pro Ultraが高いシェアを獲得していますし、ヨーロッパではベランダやバルコニーに設置するシステムを展開して、いずれも成功しています。日本でもスマートホームエネルギーのシステムは欧米と同じように需要があると考えています。
 
DELTA Pro Ultraとエクストラバッテリーで
家庭の全電力を供給
 
――欧米での成功を日本でも再現するということですね。

ポール 日本は当社にとって第3の市場で、日本の消費者のニーズを非常に重視しています。これまでは主に防災対策として製品を展開してきましたが、これからは電力コストの上昇に対応するニーズも非常に高くなっていくと考えています。

 当社は大容量でも管理しやすい技術を持っていて、その技術力が他社との差別化ポイントです。政府機関や業界団体とも連携を取りながら、日本での本格展開の準備を進めていきます。

――技術力の具体的な差別化ポイントを教えてください。

ポール まずは充電スピードで、他社と比べて優位性を持っています。次に当社のエコシステムによるソリューション提供です。数多くの車載用製品や家庭用製品などがあることに加えて、他社との提携も進めてエコシステムをつくっていく戦略です。

 また、当社は全社員の60%が研究・開発スタッフです。家庭用蓄電池の研究や技術開発では、400億円以上を投資してきましたので、当社の技術力や開発力には自信を持っています。

――家庭用の蓄電システムとなると、現行製品のソーラーパネルよりも大型化する必要があります。

ポール 欧米では、400~500Wのソーラーパネルを8~10枚組み合わせて提供しています。これをそのまま日本に持ち込むのではなく、日本の住宅事情や屋根の形状に合わせて、より薄く、より小さくカスタマイズしていこうと考えています。パネルだけでなく、電源やパワーコンディショナーも同様です。

防災とアウトドア以外の新たな用途を提案

――27年までに取扱店舗を倍増させるということですが、店舗の業種や業態を拡大させるのですか?

 これまでは非常用電源として展開してきましたが、これに加えて工業用やアウトドア・キャンピング用、工事専用などの利用シーンやシチュエーションを想定して展開していきます。その展開の中で家電量販店だけでなく、アウトドア専門店など、さまざまな業種、業態の店舗にも展開していく考えです。

――スマートホームエネルギーソリューションの展開では、新たな販売チャネルも考えているのですか?

ポール 2つの方向性を考えています。一つは家電量販店など現在のチャネルを生かして、より分かりやすい説明や体験の場を増やしていくこと。もう一つは、新しいチャネルの開拓で、ハウスメーカーや住宅関連業者など、建築関連の企業との連携です。
 
取材に応じるEcoFlow Technology Japanの
ポール・リウ氏(左)とリ・クウシン氏(右)

――EcoFlowのブランド認知向上でのプロモーションについては、どのように考えていますか?

ポール 今年は防災やアウトドアだけでなく、ペットや医療、教育関係などの分野でもポータブル電源を活用して生活の利便性が向上することを伝えていきます。

 プロモーションでは、これまでのメディアやインフルエンサーを通じた情報発信に加え、テレビや交通広告なども視野に入れてEcoFlowの認知度を高めていきます。

環境イベントのアースデイ東京 2026に初出展

 同社は4月18~19日に東京・代々木公園で開催される市民参加型環境イベント「アースデイ東京 2026」に特別協賛として初出展する。

 出展ブースでは同社の製品を通じて発電・蓄電・給電によるエネルギーの自給自足を紹介するとともに、大容量モデルによるEVへの充電やフードトラックとのコラボで車載機器への電力供給などの実演が行われる予定だ。

 実物のポータブル電源を使用してソーラーパネルからの充電と蓄電、そして機器への給電を体感できる機会なので、EcoFlowが提唱するクリーンエネルギーの実例を体験してみよう。(BCN総研・風間理男)
 
アースデイ東京 2026にEcoFlowが初出展

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