犬・猫の腎臓病に関する研究 査読付き学術誌に掲載

時事ネタ

2026/01/26 18:00

 林技研は1月20日に、同社が研究・取り扱いを行う植物素材「イヌトウキ(Angelica shikokiana)」に関する研究論文が、査読付き学術誌『New Food Industry(2026年1月号)』の巻頭に掲載されたことを発表した。

イヌトウキに関する研究論文が掲載された
『New Food Industry(2026年1月号)』

犬・猫の腎臓病は「不治の病」と語られることも多い

 同研究は、犬および猫を対象に日常診療の範囲内で得られた血液検査データを用いて解析し、イヌトウキ摂取と腎機能評価指標との関係について検討したもの。

 腎臓病は、とりわけ猫における死因の上位に挙げられており、早期の気付きや継続的な健康管理の重要性が指摘されている。一方で、初期段階では外見上の変化が乏しく、検査によって腎臓病であることにはじめて気付かれるケースも多いため、「気付いた時には進行している」という課題を抱える。

 林技研の研究は、特定の素材研究に留まることなく、腎臓病の早期発見に関する評価方法や、日常的な健康管理の中で活用できる指標の検討、飼い主が異変に気付きやすくするための情報提供といった観点から、「腎臓病とどう向き合うか」という全体像を捉えることを目的に行われている。

 今回、『New Food Industry(2026年1月号)』に掲載された研究も、そういった取り組みの一環として行われており、腎機能の評価指標として用いられる「BUN(血中尿素窒素)」および「クレアチニン(Cr)」の推移に着目して、イヌトウキ摂取との関係について検討した。

 同論文では、イヌトウキ摂取に関する継続的な評価が行われ、少なくとも90日間の継続評価が望ましいこと、とりわけ猫のIRISステージ1・2症例において、BUN・Crの推移に関する有意な変化が報告されていることから、腎機能の維持・サポートに関する示唆が得られたと考察している。