セキュリティーの計測・分析・改善の専門企業のSpelldata、セキュア接続基盤「Tailscale」の日本正規代理店契約を結ぶ
Spelldataは12月18日に、カナダのTailscaleと日本国内における正規代理店契約を締結したことを発表した。この提携にあわせて、SpelldataはTailscaleの提供するセキュアコネクティビティプラットフォーム(セキュア接続基盤)である「Tailscale(テールスケール)」のライセンス販売、およびマネージドサービスプロバイダ(MSP)としての運用管理サービスの提供を開始している。
「Tailscale」による、ゲートウェイを使用しないVPN接続のイメージ
従来のVPNでは、外部の従業員が企業のFirewallに用意された扉(ゲートウェイ)を通るので、攻撃者にとっては侵入すべきルートがわかりやすい。
一方、「Tailscale」では外部の従業員が「直通トンネル」を通ってつながるため、Firewallにゲートウェイを公開する必要がなく、攻撃者は侵入経路が見つけられないので、安全な接続が可能になる。
Linuxカーネルにも採用されている「WireGuard」と「NATトラバーザル」によって、従来のようなネットワーク機器の複雑な設定変更やポート開放といった、セキュリティーリスクのある作業は不要となり、アプリをインストールするだけで安全なネットワークが作れる。
必要な社内システムへの通信だけをVPN経由として、ウェブ会議や動画閲覧などは通常のインターネット回線を使用するよう自動で制御するので、利用のたびにVPNをオン・オフする手間がかからず、ウェブ会議がカクつくこともない。
あわせて、「Tailscale」のエージェントは自動更新に対応しているため、常に最新のセキュリティーパッチが適用された状態を保てる。また、管理者は管理コンソールから操作することで、ユーザー端末のバージョンアップをリモートから実行できる。
さらに、Google Workspace、Microsoft 365、Oktaといった既存のIDプロバイダ(IdP)を利用して認証を行うので、新たなパスワード管理のリスクが生じず、多要素認証(MFA)といった従来使用していたセキュリティーポリシーもそのまま適用可能となっている。
そのほか、WireGuardプロトコルを用いた接続の認証と暗号化によるクライアントごとのSSH鍵が不要になり、各サーバのSSL化をLet's Encryptを用いて行うことで、TLS証明書が自動更新される。
1ユーザーあたりの月額提供料金は、「Enterprise」が6000円、「Premium」が3000円、「Starter」が1000円と、スモールスタートから全社導入まで柔軟に対応する料金プランを用意している。
なお、「Tailscale」をSpelldata経由で導入することによって、日本企業に最適化された契約・決済基盤(インボイス・日本法対応)を利用できるほか、日本企業向けに1カ月間の特別トライアル期間が設けられる。また、MSPとして導入支援から日々の運用管理までを一貫して代行可能で、社内にネットワーク専任者がいない企業でも安心して導入できる。
さらに、Spelldataはデジタル体験監視「Catchpoint」の代理店でもあるため、通信品質を科学的に監視しているほか、導入前のコンサルティングから運用中の技術的な問い合わせまで、同社のエンジニアが日本語でのサポートを提供する。
認証された端末同士のみで構成するセキュアなネットワークを提供
「Tailscale」は、オープンソースのVPN(Virtual Private Network)である「WireGuard」上に構築されたセキュア接続基盤で、ユーザー、デバイス、サービス間のプライベートなIDベースの接続を実現する。従来のVPNでは、外部の従業員が企業のFirewallに用意された扉(ゲートウェイ)を通るので、攻撃者にとっては侵入すべきルートがわかりやすい。
一方、「Tailscale」では外部の従業員が「直通トンネル」を通ってつながるため、Firewallにゲートウェイを公開する必要がなく、攻撃者は侵入経路が見つけられないので、安全な接続が可能になる。
Linuxカーネルにも採用されている「WireGuard」と「NATトラバーザル」によって、従来のようなネットワーク機器の複雑な設定変更やポート開放といった、セキュリティーリスクのある作業は不要となり、アプリをインストールするだけで安全なネットワークが作れる。
必要な社内システムへの通信だけをVPN経由として、ウェブ会議や動画閲覧などは通常のインターネット回線を使用するよう自動で制御するので、利用のたびにVPNをオン・オフする手間がかからず、ウェブ会議がカクつくこともない。
あわせて、「Tailscale」のエージェントは自動更新に対応しているため、常に最新のセキュリティーパッチが適用された状態を保てる。また、管理者は管理コンソールから操作することで、ユーザー端末のバージョンアップをリモートから実行できる。
さらに、Google Workspace、Microsoft 365、Oktaといった既存のIDプロバイダ(IdP)を利用して認証を行うので、新たなパスワード管理のリスクが生じず、多要素認証(MFA)といった従来使用していたセキュリティーポリシーもそのまま適用可能となっている。
そのほか、WireGuardプロトコルを用いた接続の認証と暗号化によるクライアントごとのSSH鍵が不要になり、各サーバのSSL化をLet's Encryptを用いて行うことで、TLS証明書が自動更新される。
1ユーザーあたりの月額提供料金は、「Enterprise」が6000円、「Premium」が3000円、「Starter」が1000円と、スモールスタートから全社導入まで柔軟に対応する料金プランを用意している。
なお、「Tailscale」をSpelldata経由で導入することによって、日本企業に最適化された契約・決済基盤(インボイス・日本法対応)を利用できるほか、日本企業向けに1カ月間の特別トライアル期間が設けられる。また、MSPとして導入支援から日々の運用管理までを一貫して代行可能で、社内にネットワーク専任者がいない企業でも安心して導入できる。
さらに、Spelldataはデジタル体験監視「Catchpoint」の代理店でもあるため、通信品質を科学的に監視しているほか、導入前のコンサルティングから運用中の技術的な問い合わせまで、同社のエンジニアが日本語でのサポートを提供する。





