2019年にスタートしたGIGAスクール構想は、短期間で学校教育の環境に大きなインパクトを与えた。児童にPCやタブレット端末などの情報端末が支給され、それに合わせて教員の指導方法やICT環境もダイナミックに変化している。24年度からはGIGAスクール構想の次のフェーズとして、第2期となるNEXT GIGAがスタートした。こちらでは、第1期の課題を踏まえ、教育における真のICT環境を実現することを目指している。その中で大きな役割を果たすのが、要件を満たすハードウェアとその周辺アイテムだ。そこで、NEXT GIGAの状況を踏まえつつ、新たな変化が求められている文教市場で注目を集めているApple周辺機器ブランド「stm goods(エスティーエム グッズ、STM)」の「STM Dux キーボード一体型ケース」を紹介する。正規代理店の担当者インタビューも交え、製品特徴や人気の理由を解説したい。
STM Dux キーボード一体型ケース
具体的には、Society 5.0時代(政府が提唱するサイバー空間とフィジカル空間を高度に融合させた社会構想)の到来を見据え、全ての子どもたちが公正かつ最適化されたデジタル環境を享受できるよう、「1人1台端末」と「高速大容量の通信ネットワーク」の整備に注力してきた。大規模な補正予算と財政支援によってトップダウンで進められたこともあり、文部科学省の最新調査では、義務教育段階(小中学校)に加え、高等学校においても「1人1台端末」の環境がほぼ整ったと報告している。
活用頻度についても、「ほぼ毎日」あるいは「週3回以上」活用している学校は、小学校で93%、中学校で91%と高い水準に達しており、学習ツールとして定着してきていることがうかがえる。一方、ネットワーク環境の整備においては、推奨帯域(同時に全ての授業において、多数の児童生徒が高頻度で端末を活用しても耐えられる水準)に達している学校は2割程度との結果が出ており、改善に向けた取り組みが続けられている。
「令和6年度全国学力・学習状況調査」の結果
(出典:文部科学省)
また、「1人1台」を実現した端末も、導入から5年程度が経過し、更新のタイミングを迎えている。広く行き届かせるという点では目標を達成しているが、実は現場では予算内の端末では多様なニーズに応えられない、想定外のトラブルに対応するために教員の負担が増大しているなど、不満の声も挙がっていた。
想定外のトラブルというのは、具体的には、端末の故障や破損などが該当する。個人であれば破損したら修理に出す、あるいは買い替えるということになるが、自治体が支給した端末の場合は手続きの手間が発生する、代替機の手配に時間がかかるなどの問題がある。そうした事情もあり、第2期では端末の耐久性をより重視する自治体が増えている。
端末更新については、OSシェアでも興味深い変化がみられる。政府の「学校における教育の情報化の実態等に関する調査」によれば、20年度では46.6%を占めていたマイクロソフトのWindowsが23年度では36.1%と大きくシェアを減らした一方、グーグルのChromeが30.7%から37.1%、アップルのiOSが22.2%から26.6%と増加している。
学校における教育の情報化の実態等に関する調査
(出典:e-Stat)
なお、全国の家電量販店やECショップのPOSデータをもとに集計したデータベースで、いま売れているデジタル家電が正確に分かる「BCNランキング」によると、タブレット端末において販売台数でトップシェアを維持しているのはiPadを提供するアップル。25年7月では、直近1年間で最高の45.0%を獲得している。
2024年7月~25年7月におけるタブレット端末の販売台数
(最大パネル)
「GIGAスクール」特需が再来!25年の「タブレット端末」市場は期待大
https://www.bcnretail.com/research/detail/20250427_512130.html
特にニーズが拡大しているのが、学習の幅を広げるキーボード一体型ケースだ。具体的な自治体の要件としては、十分な耐久性があること、コネクタ・ポートも保護する設計になっていること、ペンホルダーがあることなどが記載されている。第1期で得た気づきから第2期では求められる基準もだいぶ高くなっている。
その中で注目を集めているのが、STMの高耐久iPad用キーボード一体型ケース「STM Dux(エスティーエム ダックス)」だ。同社はオーストラリアに拠点を置く企業で、グローバルでApple製品のアクセサリーを中心に展開している。日本では24年から文教市場に参入した。
STMについて、もう少し深堀しておきたい。同社で押さえておきたいことは2点。Appleオフィシャルパートナーであること、そして、米国の文教市場で高い販売実績があることだ。
同社とAppleの関係性は長く、創業した98年からすでにApple製品とともに販売されてきた経緯がある。オフィシャルパートナーとして展開するApple周辺機器ブランド「STM」のアイテムは、サードパーティではカバーしきれいない部分も含めて適合性が高く、多くのユーザーから信頼を獲得している。
米国の文教市場で同社のiPad用キーボード一体型ケースは定番として受け入れられており、過去18カ月で35万台以上を販売している。評価されているのは耐久性に加え、実用性を重視していることだ。現場の声に寄り添った妥協のない製品開発により、不良率が低いことも特徴となっている。
ICT教育が日本より先行して進んでいた米国では、端末保護に関する知見も蓄積されており、STM Duxもそうした知見にもとづいて品質改良が重ねられてきた。つまり、GIGAスクール構想の第1期で自治体や教育現場が「こうだったら良いのに」と感じていたポイントがすでに反映されている製品なのだ。
アーキサイトの添田絢也氏
まず、本質的な耐久性に関する性能は、米軍規格のMIL-STD-810Hに準拠した落下試験をクリアしており、多くの自治体が定めている要件を満たしている。
TPU(可塑性エラストマー)のフレームとポリカーボネートのバックパネルを採用しているので、キーボードケースを閉じた状態であればiPad本体をしっかりと保護することができる。ケース部分は耐水加工のファブリック生地を用いており、水滴などにも強い。
加えて、添田氏が特筆すべき点として挙げるのが、5年間という長い保証期間だ。「多くの製品が標準で保証している期間は1年もしくは3年で、5年に延長する場合は追加費用が発生するケースが多い。STM Duxは標準で5年を保証しており、端末更新の1サイクルをカバーしている」(添田氏)。
ケースの背面が透明になっているのも、教育現場のニーズを満たす要素だ。理由は端末を管理する上で背面に管理番号のシールを貼る自治体が多いからだ。STM Duxであれば装着した状態でシールを確認することができ、管理する上で便利。また、使用者である子ども視点ではケースの間に写真などを挟んでカスタマイズできることも喜ばれているという。
ケースのスタンドは180°まで角度を自由に調整できる無段階調整スタンドを採用している。ポイントは「180°開く」ということだ。添田氏によると、子どもがタブレット端末を使用する場合、スタンドを思いっきり倒して破損するケースがよく見られるという。180°開けば、机に対して完全に水平になるので、そうした心配はない。何気ないポイントだが、同様の仕様のケースは現在の市場では数が少ないそうだ。
180°まで開く無段階調整スタンド
キーボードにも細かいこだわりが多くある。まず、配列はかな印字のあるApple JIS配列となっており、日本語入力に最適化されている。キーストロークは1.75mm±0.2mm、キーピッチは17±0.2mmを確保しており、たしかな打鍵感で快適なキー入力が可能だ。明るさや音量を調整するボタンも備えるなど、使い勝手で手を抜いていないのも好印象だ。
また、キーボードのキーが外れにくい独自機構「KeyKeep機構」も評価されている。GIGAスクールの第1期でよくあった破損原因のひとつが、子どもがキーの隙間にペン先や爪などを差し込んでキーが取れてしまうというものだった。STM Duxは四隅を保持フランジで固定し、隙間を完全に埋めることで、キーが外れる要因を取り除いている。
隙間を完全に埋めてキーが外れる要因を取り除いている
iPadとキーボードはUSB Type-Cと接続すれば、すぐに連動する設計になっている。Bluetoothペアリングなどの複雑な作業が発生しないので、子どもでも直観的に使用することができる。USBのケーブルはケース内部に配線されていて、断線のリスクを極力抑えている。
ケース一体型のUSB-Cケーブル
キーボードケースはキー部分を下にして折り曲げて置いたときに、キーボードが誤作動を起こすことがよくある。STM Duxは状況を検知すると、物理キーボードが無効になり、自動でスクリーンキーボードに切り替わる機構を搭載している。このあたりも実際の文教市場で鍛えられてきた同社製品ならではの工夫といえる。
自動でスクリーンキーボードに切り替わる
同様に具体的なシーンを想定して工夫されているのが、ケース上部に備えられているスタイラスペンを収納するホルダーだ。NEXT GIGAではスタイラスペンが必須となっており、各自治体は調達する必要があるが、予算の兼ね合いで純正のApple Pencilを用意するのは難しい。STM Duxのペンホルダーを固定するゴムリングは取り外しできる設計になっており、純正品以外のタッチペンにも幅広く対応し、ペンを保持することが可能だ。
ペンホルダーを固定するゴムリングは取り外しできる
※画像のタッチペンはこちら
ARCHISS iPad専用 パームリジェクション対応 充電式タッチペン【GIGAスクール・教育市場向け】
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最後に省電力設計について触れておきたい。STM DuxはiPadのUSB-Cポートから給電されて動作するのだが、注目すべきはiPadのバッテリー持ち時間がSTM Duxと接続した状態でもほとんど変わらないということだ。実際、25年発売のiPad(A16チップ搭載)と装着した状態で、19.6時間の動作時間(動画再生時:18時間およびアイドル時:21時間の二つの値の平均。※JEITA v2.0に基づく)を実現し、STM Duxの省電力設計がうかがえる。また、同社のユニークな点として製品ページ上でこの稼働時間を検証した動画を公開していることが挙げられる。こうした取り組みは機器を選定する自治体の担当者にとっても心強いだろう。
GIGAスクール構想の第1期で挙げられた成果は?
製品を紹介する前に、そもそもGIGAスクール構想とは何で、どのような成果が挙げられているのか、ということをおさらいしておきたい。同構想は文部科学省が音頭を取って19年にスタートした取り組みで、教育現場におけるICT教育を加速させることを目的としたものだ。具体的には、Society 5.0時代(政府が提唱するサイバー空間とフィジカル空間を高度に融合させた社会構想)の到来を見据え、全ての子どもたちが公正かつ最適化されたデジタル環境を享受できるよう、「1人1台端末」と「高速大容量の通信ネットワーク」の整備に注力してきた。大規模な補正予算と財政支援によってトップダウンで進められたこともあり、文部科学省の最新調査では、義務教育段階(小中学校)に加え、高等学校においても「1人1台端末」の環境がほぼ整ったと報告している。
活用頻度についても、「ほぼ毎日」あるいは「週3回以上」活用している学校は、小学校で93%、中学校で91%と高い水準に達しており、学習ツールとして定着してきていることがうかがえる。一方、ネットワーク環境の整備においては、推奨帯域(同時に全ての授業において、多数の児童生徒が高頻度で端末を活用しても耐えられる水準)に達している学校は2割程度との結果が出ており、改善に向けた取り組みが続けられている。
(出典:文部科学省)
第2期となるNEXT GIGAで端末に求められる要件は?
NEXT GIGAでは第1期で浮き彫りになった課題の解決を中心に、ハードとソフトの両面で継続可能な教育DXを推進するための方針が示されている。格差が生じている高速大容量の通信ネットワーク環境の整備はもちろん、質の高い教育コンテンツの充実や教員のICTスキル向上なども重要なトピックとなっている。また、「1人1台」を実現した端末も、導入から5年程度が経過し、更新のタイミングを迎えている。広く行き届かせるという点では目標を達成しているが、実は現場では予算内の端末では多様なニーズに応えられない、想定外のトラブルに対応するために教員の負担が増大しているなど、不満の声も挙がっていた。
想定外のトラブルというのは、具体的には、端末の故障や破損などが該当する。個人であれば破損したら修理に出す、あるいは買い替えるということになるが、自治体が支給した端末の場合は手続きの手間が発生する、代替機の手配に時間がかかるなどの問題がある。そうした事情もあり、第2期では端末の耐久性をより重視する自治体が増えている。
端末更新については、OSシェアでも興味深い変化がみられる。政府の「学校における教育の情報化の実態等に関する調査」によれば、20年度では46.6%を占めていたマイクロソフトのWindowsが23年度では36.1%と大きくシェアを減らした一方、グーグルのChromeが30.7%から37.1%、アップルのiOSが22.2%から26.6%と増加している。
(出典:e-Stat)
なお、全国の家電量販店やECショップのPOSデータをもとに集計したデータベースで、いま売れているデジタル家電が正確に分かる「BCNランキング」によると、タブレット端末において販売台数でトップシェアを維持しているのはiPadを提供するアップル。25年7月では、直近1年間で最高の45.0%を獲得している。
(最大パネル)
「GIGAスクール」特需が再来!25年の「タブレット端末」市場は期待大
https://www.bcnretail.com/research/detail/20250427_512130.html
STMが日本の文教市場で注目を集める理由
さて、NEXT GIGAの最新状況について、全体感を説明してきたが、ここからは「端末の耐久性」を確保するためのアイテムとして需要が高まっているiPad用ケースについてフォーカスしてきたい。先にも述べたように耐久性は端末選定の重要な要件となっており、iPadを選択している自治体は専用ケースを標準装備として合わせて調達するケースがほとんどだ。特にニーズが拡大しているのが、学習の幅を広げるキーボード一体型ケースだ。具体的な自治体の要件としては、十分な耐久性があること、コネクタ・ポートも保護する設計になっていること、ペンホルダーがあることなどが記載されている。第1期で得た気づきから第2期では求められる基準もだいぶ高くなっている。
その中で注目を集めているのが、STMの高耐久iPad用キーボード一体型ケース「STM Dux(エスティーエム ダックス)」だ。同社はオーストラリアに拠点を置く企業で、グローバルでApple製品のアクセサリーを中心に展開している。日本では24年から文教市場に参入した。
STMについて、もう少し深堀しておきたい。同社で押さえておきたいことは2点。Appleオフィシャルパートナーであること、そして、米国の文教市場で高い販売実績があることだ。
同社とAppleの関係性は長く、創業した98年からすでにApple製品とともに販売されてきた経緯がある。オフィシャルパートナーとして展開するApple周辺機器ブランド「STM」のアイテムは、サードパーティではカバーしきれいない部分も含めて適合性が高く、多くのユーザーから信頼を獲得している。
米国の文教市場で同社のiPad用キーボード一体型ケースは定番として受け入れられており、過去18カ月で35万台以上を販売している。評価されているのは耐久性に加え、実用性を重視していることだ。現場の声に寄り添った妥協のない製品開発により、不良率が低いことも特徴となっている。
ICT教育が日本より先行して進んでいた米国では、端末保護に関する知見も蓄積されており、STM Duxもそうした知見にもとづいて品質改良が重ねられてきた。つまり、GIGAスクール構想の第1期で自治体や教育現場が「こうだったら良いのに」と感じていたポイントがすでに反映されている製品なのだ。
米国の教育市場で鍛えられた「STM Dux」の実力は?
ここからはSTMの国内正規代理店であるアーキサイトの添田絢也氏に詳細に説明してもらった内容も交えながら、STM Duxの具体的な特徴をそれぞれ紹介していきたい。
まず、本質的な耐久性に関する性能は、米軍規格のMIL-STD-810Hに準拠した落下試験をクリアしており、多くの自治体が定めている要件を満たしている。
TPU(可塑性エラストマー)のフレームとポリカーボネートのバックパネルを採用しているので、キーボードケースを閉じた状態であればiPad本体をしっかりと保護することができる。ケース部分は耐水加工のファブリック生地を用いており、水滴などにも強い。
加えて、添田氏が特筆すべき点として挙げるのが、5年間という長い保証期間だ。「多くの製品が標準で保証している期間は1年もしくは3年で、5年に延長する場合は追加費用が発生するケースが多い。STM Duxは標準で5年を保証しており、端末更新の1サイクルをカバーしている」(添田氏)。
ケースの背面が透明になっているのも、教育現場のニーズを満たす要素だ。理由は端末を管理する上で背面に管理番号のシールを貼る自治体が多いからだ。STM Duxであれば装着した状態でシールを確認することができ、管理する上で便利。また、使用者である子ども視点ではケースの間に写真などを挟んでカスタマイズできることも喜ばれているという。
ケースのスタンドは180°まで角度を自由に調整できる無段階調整スタンドを採用している。ポイントは「180°開く」ということだ。添田氏によると、子どもがタブレット端末を使用する場合、スタンドを思いっきり倒して破損するケースがよく見られるという。180°開けば、机に対して完全に水平になるので、そうした心配はない。何気ないポイントだが、同様の仕様のケースは現在の市場では数が少ないそうだ。
キーボードにも細かいこだわりが多くある。まず、配列はかな印字のあるApple JIS配列となっており、日本語入力に最適化されている。キーストロークは1.75mm±0.2mm、キーピッチは17±0.2mmを確保しており、たしかな打鍵感で快適なキー入力が可能だ。明るさや音量を調整するボタンも備えるなど、使い勝手で手を抜いていないのも好印象だ。
また、キーボードのキーが外れにくい独自機構「KeyKeep機構」も評価されている。GIGAスクールの第1期でよくあった破損原因のひとつが、子どもがキーの隙間にペン先や爪などを差し込んでキーが取れてしまうというものだった。STM Duxは四隅を保持フランジで固定し、隙間を完全に埋めることで、キーが外れる要因を取り除いている。
iPadとキーボードはUSB Type-Cと接続すれば、すぐに連動する設計になっている。Bluetoothペアリングなどの複雑な作業が発生しないので、子どもでも直観的に使用することができる。USBのケーブルはケース内部に配線されていて、断線のリスクを極力抑えている。
キーボードケースはキー部分を下にして折り曲げて置いたときに、キーボードが誤作動を起こすことがよくある。STM Duxは状況を検知すると、物理キーボードが無効になり、自動でスクリーンキーボードに切り替わる機構を搭載している。このあたりも実際の文教市場で鍛えられてきた同社製品ならではの工夫といえる。
同様に具体的なシーンを想定して工夫されているのが、ケース上部に備えられているスタイラスペンを収納するホルダーだ。NEXT GIGAではスタイラスペンが必須となっており、各自治体は調達する必要があるが、予算の兼ね合いで純正のApple Pencilを用意するのは難しい。STM Duxのペンホルダーを固定するゴムリングは取り外しできる設計になっており、純正品以外のタッチペンにも幅広く対応し、ペンを保持することが可能だ。
※画像のタッチペンはこちら
ARCHISS iPad専用 パームリジェクション対応 充電式タッチペン【GIGAスクール・教育市場向け】
https://archisite.co.jp/products/archiss/aprp101-wh/
最後に省電力設計について触れておきたい。STM DuxはiPadのUSB-Cポートから給電されて動作するのだが、注目すべきはiPadのバッテリー持ち時間がSTM Duxと接続した状態でもほとんど変わらないということだ。実際、25年発売のiPad(A16チップ搭載)と装着した状態で、19.6時間の動作時間(動画再生時:18時間およびアイドル時:21時間の二つの値の平均。※JEITA v2.0に基づく)を実現し、STM Duxの省電力設計がうかがえる。また、同社のユニークな点として製品ページ上でこの稼働時間を検証した動画を公開していることが挙げられる。こうした取り組みは機器を選定する自治体の担当者にとっても心強いだろう。
「STM Dux」の信頼がNEXT GIGAの安心につながる
STM製品の販売は正規代理店のアーキサイトを経由していることもあり、海外企業ながらローカライズや日本語サポートも充実している。海外製品ならではの懸念点がないことも、安心して導入できる理由になっている。文教市場特化のキーボードケースは安価で作りが雑なものも多く見受けられるが、STM Duxの品質へのこだわりはここまで説明してきた通りで、実績にもとづく信頼はNEXT GIGAにおいて大きな安心につながるはずだ。(フリーライター・小倉 笑助)「STM Dux」製品ページ
https://archisite.co.jp/products/stmgoods/stm-226-448kx-01/
GIGAスクール製品 購入前問い合わせフォーム
https://archisite.co.jp/contacts/before-purchase-giga-school/
https://archisite.co.jp/products/stmgoods/stm-226-448kx-01/
GIGAスクール製品 購入前問い合わせフォーム
https://archisite.co.jp/contacts/before-purchase-giga-school/





