保育園探しに役立つWEBサイト「保活の窓口」がオープン

暮らし

2024/01/05 17:00

 宮城県登米市・多賀城市で「きらり保育園(3園)」、仙台市で「ほしぞら保育園」を運営する天体は、保育園探しに便利なWEBサイト「保活の窓口」を作成した。1月末までクラウドファンディング(CAMPFIRE)による広報活動を実施している。

ほしぞら保育園外観
 

「待たされる」「年末年始まで予定が立てられない」のストレスから開放

 「保活の窓口」は、0歳から2歳の子どもがいて「保育園を探すのは大変」と思っているママ(保護者)を対象に提供するもの。通常、認可保育園に来年度4月から入園するために、自治体へ秋頃に入園申込をすると、1月末の結果が出るまで待つことになる。しかも、希望した保育園に、必ず入れるとも限らず、入れないこともある。

 また、WEBサイト上に顧客目線での明確な情報がなく、あるのは住所、電話番号、定員数や開園時間などの定量的情報のみ。本当の知りたい情報は園見学で質問するしかない状況で、入園も確定できない。手続き、流れがわからず、結局、子どもを連れて市役所の窓口に行ってみるという人も多い。

 さらに、ネットでも、市役所のサイトでも、どの園にどのくらい空きがあるかは不明。市役所管理で月に1回更新される空き情報はあるものの、気になるところへ順番に電話をかけて、見学するしかない状況が長らく続いてきた。

 今回の「保活の窓口」を使うことで、保育園探しから見学、入園の「手続きがシンプル化」されるうえに「来年度入園できる保育園が確定できる」ため、待たされてしまう、年末年始まで予定が立てられないなどのストレスからも開放される。近くのエリアから「入園後に増えるママの負担をなくすサービスがついた保育園」や「料金明瞭な保育園」が探せるため、入園した後の負担も減らせる。

 具体的には、基準にしたい中心住所から、近くの企業主導型保育園を探すことが可能。保育園は、ママの負担を減らす「レンタル布団・おむつ持ち込みなし」のサービスの有無や、任意設定可能なため料金体系も調べることができる。空きがある保育園には「見学希望」のメッセージをメールで送ることができる。後日、園から返信される。
 
地図上の保育園表示

 9月前後に、認可保育園の申込よりも前の時点で「来年4月からの入園を確定する申込」ができる。来期の入園をすぐに確定できるサービスという点が、認可保育園や他入園サービスとの決定的な違いとなっている。
 
保育園検索画面

 「保活の窓口」は、周辺の企業主導型保育園の保育の質やサービス品質を上げることを条件に、無料で近隣保育園に使用してもらい、一般ユーザーにも無料提供する予定。0歳から2歳にマーケティングしたい企業からの協賛も受付中。なお、クラウドファンディングの返礼品には、登米市産仙台牛や米、野菜を用意している。
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