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<懐かしのデジタル家電> 2003年3月のLANインターネットソフト、ホームページ・ビルダーが市場をけん引

経営戦略

2023/10/13 12:30

 今回は2003年3月のLANインターネットソフト市場を取り上げる。当時、BCNが収集していたデータによると、メーカー別販売本数シェアはソースネクストが3割を占めて首位、2位はSCN(ソニーコミュニケーションネットワーク)だった。ちなみにこのLANインターネットソフト市場は、メールソフトやブラウザなどネットワークやインターネットに関連するソフト全般を集計している。


 メーカー別の販売本数シェアを具体的にみていくと、ソースネクストが30.3%を獲得してトップ。2位は24.8%のSCN(ソニーコミュニケーションネットワーク)だった。3位以下は、アイフォー(10.0%)、Macromedia(8.4%)、日本IBM(6.3%)が続いた。ホームページ・ビルダーはもともと日本IBMが開発・販売をしていた。しかし、一時期ソースネクストも同製品を販売していたため、同社のシェアが高かった背景がある。また、2位のSCNは電子メールソフトの「PostPet」シリーズがけん引していた。
 

 次に販売本数のTOP10では、先に取り上げたSCNの「PostPet V3 ハイブリッド版」が23.62%を獲得し首位。2-5位までをソースネクスト取り扱いの「ホームページ・ビルダー」シリーズがランクインした。6位には本家、日本IBMの「ホームページ・ビルダーVer.7.0」といった顔ぶれが上位に並んだ。

 当時は個人でホームページを作ることが流行っていた。そうした背景もあり、ホームページ・ビルダーなどのホームページ作成ソフトがかなり売れ、LANインターネットソフト市場も盛況だった。
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