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<懐かしのデジタル家電> 2003年3月のCPU市場、5割弱がPentium-4

経営戦略

2023/09/15 17:00

 今回は2003年3月のCPU市場について。当時、BCNが収集したデータによると、メーカーシェアではIntelが8割弱、シリーズ別ではPentium-4が約5割、Celeronが3割弱、Athlon XPが2割ほどという構成比だった。


 03年3月時点のCPU市場のメーカーシェアは、Intelが78.6%、AMDが21.3%となっており、両社の間には50ポイント以上の差が存在していた。ちなみに23年8月のメーカーシェアでは、Intelが55.8%、AMDは44.2%と10ポイントまで差は縮まっている。一時はIntelが高いシェアを占めていたが、AMDはRyzenシリーズで盛り返し、Intelを上回るシェアを獲得することもある。
 

 次に、シリーズ別の販売数量構成比では、Pentium-4がほぼ半数の48.1%、Celeronが28.7%、Athlon XPが20.6%、この3シリーズで9割以上を占めていた。IntelのCPUは現在Core iシリーズがハイエンドモデル、PentiumやCeleronはエントリーモデルという立ち位置になっている。しかし03年当時、Pentiumはハイエンドモデルだった。

 ちなみに03年3月のデスクトップPC市場における、搭載CPUを調べたところ、Clelronが39.8%、Pentium-4が23.7%、Athlon XPは19.2%となっており、CPU市場とほぼ同様の結果だった。