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<懐かしのデジタル家電> 2001年1月のノートPC市場、平均単価は19.6万円で今より8万円も高かった

経営戦略

2023/08/31 12:30

 今回は2001年1月のノートPC市場について。当時、BCNが収集したデータを使い平均単価を算出したところ、19万6000円だった。現在(23年7月)の平均単価は11万8000円で、当時よりも8万円ほど安いことが分かった。最近、ノートPCの平均単価は上昇しているが、それでも約20年前と比べるとまだまだ廉価と言える。


 01年1月時点で、ノートPCのメーカーシェアはソニーが21.2%を占めて首位だった。2位はNECでソニーと1ポイント差の20.2%。以下、富士通(13.5%)、日本IBM(10.7%)、シャープ(9.1%)と続いた。その後の上位メーカーの状況について触れると、ソニーはVAIOにPC事業を譲渡し、日本IBMとNEC、富士通のPC事業をLenovoが買収。シャープは事業撤退したDynabookを買収し市場に再参入するなど、この20年でいろいろな変化が起きた。
 

 次に、01年1月の価格帯別の販売台数構成比を算出すると、15-20万円未満が43.7%、20-25万円未満は32.6%を占めてボリュームゾーンとなっている。平均単価は19万6000円だった。最近、ノートPCの平均単価は上昇傾向にあるが、23年7月時点では11万8000円。20年前よりも大幅に性能はアップしたとはいえ8万円も低価格で、価格帯も10万円未満がボリュームゾーンであることを考えると、まだ安いと言える。