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買ってはいけないオーブンレンジで後悔しない! 選び方とおすすめ製品を紹介

暮らし

2023/09/07 12:00

 お弁当や食材、飲み物などの温めに使えて便利なオーブンレンジ。近年では多様な機能を搭載したモデルも販売されており、自分に合ったオーブンレンジが選べないと悩んでいる人もいるかと思います。


 本稿では、オーブンレンジの選び方をわかりやすく解説。おすすめ商品や、意外と知らない買ってはいけないオーブンレンジの特徴を紹介するので、オーブンレンジ購入の際の参考にしてください。
 

オーブンレンジの選び方

 オーブンレンジを選ぶ際のポイントは、以下の6つです。

・大きさ
・価格
・機能
・テーブルタイプ
・操作方法
・お手入れの方法

 それぞれについて、詳しく解説していきましょう。
 

大きさ

 

 選び方のポイント1つ目は、電子レンジの大きさです。設置予定の場所に置けなかったということがないように、事前に設置場所の寸法を測っておきましょう。

 電子レンジの本体サイズは、メーカーによって異なります。大まかな目安は、以下のとおりです。

・20L未満:幅450×奥行き350mm
・25~30L:幅500×奥行き400mm
・30L以上:幅500×奥行き450mm

 また、電子レンジは天面、背面、両側面に放熱スペースが必要です(※数値は各メーカーによって異なる)。その点も加味して、製品を選びましょう。

 電子レンジのサイズは、庫内容量で選ぶことも可能です。庫内容量の目安は、以下のとおりです。

・一人暮らし:20L以下
・二人暮らし:20~25L
・3~4人:25~30L
・4人以上:30L以上
 

価格

 

 オーブンレンジを選ぶ際に気になるのは、価格でしょう。次に、価格帯による違いを解説します。

■3万円以下の低価格帯のオーブンレンジ
 温めや解凍など、「基本的な機能があればOK」という方におすすめ。基本的なオートメニューを搭載し、シンプルかつコンパクトな製品が多いのが特徴です。

■3万~6万円くらいの中価格帯
 調理の手間を減らし、時短や仕上がりを重視したい方向け。赤外線やセンサを搭載している製品など、この価格帯は選択肢が豊富です。

■7万円以上の高価格帯
 料理が好きで、調理にこだわりたい方に向けたモデルが中心。容量も30L程度と大きくなり、大人数の料理もまかなえます。スマホ連携機能や2商品同時温め機能など、高性能センサがいくつも搭載されている製品が多いのが特徴です。
 

機能

 

 日常使いするうえでは、機能も注目したいポイントです。ただし、高性能な機能が増えるほど価格帯も上がる点には、注意しましょう。

■スチーム調理
 食品を蒸気の力で加熱する調理機能です。蒸し料理に特化した簡易スチーム方式を採用した製品であれば、プリンや茶碗蒸しなどを手軽に作れます。過熱水蒸気調理ができる製品であれば、食材の脂分を落とすこともできるため、ヘルシー志向の方におすすめです。

■自動調理
 セットすれば、あとはほったらかしで調理ができる機能。センサが庫内の様子をチェックし、温度調整などを行ってくれます。

■ノンフライ調理
 高温(200度以上)の熱風を利用して、短時間で加熱する調理方法。食材の脂分・水分を利用して油で揚げたような食感になるのが特徴です。油で揚げるよりヘルシーに仕上がるほか、油の後始末などのストレスが軽減されます。

■2品同時温め
 2種類の料理を同時にムラなく温められる機能です。センサの精度も年々向上しており、入れた食材の温度を細かく測定して庫内温度を分割してムラなく仕上げることができる製品もあります。なお、高性能センサを搭載するため高価格帯のものに搭載されることが多いです。

■スマートフォン連携
 スマートフォンアプリを用いて、遠隔操作ができる機能。スマートフォン経由で電子レンジを操作して加熱や調理を行えるほか、予熱終了や調理終了などを通知してくれる「お知らせ機能」に対応したモデルも。

■2段オーブン(2段調理)
 上下2段で調理できる機能。上下2段で調理方法の異なる料理をしたり、パンを複数同時に焼いたりできます。人数の多い家庭や時短調理をしたい人に適した機能です。

■脱臭機能/自動お手入れ機能
 「脱臭機能」とは、臭いの原因となる汚れを高温で焼き切ってしまう機能です。「自動お手入れ機能」は、清掃作業の一部を自動で行ってくれる機能。高温のスチームを庫内に充満させて汚れを浮き上がらせ、拭き取りやすくしてくれます。
 

テーブルタイプ

 

 オーブンレンジの庫内は、2タイプに分かれます。土台部分が回らず食材を置くだけの「フラットテーブル」と、土台が回る「ターンテーブル」です。

■フラットテーブル型
 マイクロ波を多方向から拡散するため、回転させる必要がないタイプ。加熱ムラが起こりにくいのが特徴です。また、容量いっぱいのサイズの食材を入れても調理できます。土台の下皿がないため、庫内の拭き掃除なども楽です。

■ターンテーブル型:
 土台の下皿が回転し、マイクロ波を食材に回し当てるタイプ。手頃な価格のモデルに多く、掃除する際は下皿を外す必要があります。サイズが大きいコンビニ弁当などのように、皿の直径以上のものを入れるとうまく回転しないことがあり、注意が必要です。
 

操作方法

 

 操作方法も、普段の使い勝手を左右する大きなポイントです。具体的には、扉の開閉方向が挙げられます。

 扉の開き方は、横開きと縦開きの2タイプです。設置予定のスペースで、扉を全開にできる空間が十分に確保できることを確認してから、オーブンレンジを選びましょう。

■横開き
 右から左へ開くタイプです。設置場所の高さに関係なく、出し入れが楽な点がメリット。デメリットとしては、左側に壁や柱があると扉を全開にしにくいため、使い勝手が悪くなってしまう点です。

■縦開き
 上から下へ開くタイプです。左右どちらからでも出し入れできるのがメリット。また、開けた扉を台のように使える利便性もあります。デメリットとしては、設置位置が高いと出し入れがしにくくなる点です。
 

お手入れの方法

 

 オーブンレンジは、ひんぱんに使う家電です。そのため、お手入れが少しでも楽にできるかどうかも、選ぶポイントとして挙げられます。

 「掃除を手軽にしたい」という人には、フラットテーブルがおすすめ。テーブル自体が存在しないため、隅々まで汚れを簡単に拭き取ることが可能です。

 また、自動お掃除機能や脱臭機能が搭載されている電子レンジもあります。これらの機能があれば、汚れや臭いがこびりつきにくいため、掃除の手間を省けるでしょう。
 

おすすめのオーブンレンジ3選

 ここからは、おすすめのオーブンレンジを紹介します。各メーカーから2万~3万円前後のスタンダードモデルをピックアップするので、ぜひ参考にしてください。
 

日立・MRO-TT5

 

 日立の「MRO-TT5」は、250度のオーブンと40種類のオートメニューを搭載。庫内容量18Lのターンテーブルを採用したモデルです。「コンビニ弁当」「トースト」「冷凍ごはん」などのよく使うオートメニューがダイレクトキーで使いやすいほか、ヘルシーなノンフライメニューもオートで調理可能です。トーストも自動で両面焼きしてくれるため、忙しい朝に助かります。脱臭コースも搭載しており、お手入れも楽ちんです。

参考:日立「MRO-TT5」
 

パナソニック・NE-MS4A-K

 

 パナソニック「NE-MS4A-K」は、庫内容量26L、250度のオーブンに対応したモデルです。下ごしらえした材料を耐熱ガラス製ボウルに入れてレンジにセットするだけでできる「ワンボウルメニュー」、汚れに合わせて選べる「自動お手入れ」、ヒーターとスチームで食器を除菌できる「食器清潔」コースなど、忙しい毎日に便利な機能を搭載しています。

参考:パナソニック「NE-MS4A-K」
 

シャープ・RE-WF183-W

 

 シャープ「RE-WF183」は、ここちよく暮らすための家電「PLAINLY」シリーズ。シンプルで使いやすい、コンパクトサイズが特徴です。全解凍のほか、使う分だけ切って残りを再び冷凍できる「サックリ解凍」など、レンジ機能が充実しています。そのほか、野菜を使った副菜や煮物がすきま時間を利用して作れる「らくチン1品」、飲みごろ温度のスープが気軽に作れる「フリーズドライスープ」など、便利な機能も満載。庫内容量は18Lで、オーブン温度調節範囲250度です。

参考:シャープ「RE-WF183」
 

買ってはいけないオーブンレンジの特徴


 最後に、買ってはいけないオーブンレンジの特徴を解説します。後悔しないように、以下のポイントをしっかり押さえておきましょう。
 

庫内が狭い

 まずは、庫内が狭いタイプのオーブンレンジです。購入前には、オーブンレンジの外寸はもちろん、庫内の広さもしっかりと確認するようにしましょう。庫内が狭すぎる場合には、鍋や大きな皿・ボウルなどが入りません。そのため、不便に感じる可能性が高いです。
 

機能が多すぎる

 次に、多機能すぎる製品もおすすめできません。基本的に温めのメニューが多いですが、日々の生活の中で使用する可能性があるコースは、その中の一部です。また、機能が多いとその分金額も高い傾向があります。必要な機能は何か、見極めてから購入しましょう。
 

中古品

 中古のオーブンレンジも、おすすめできません。中古品は格安で売られているものが多いですが、すぐに壊れてしまったり、保証書がついていなかったりするものが多いです。そのため、中古品は極力避けるようにしましょう。

 もし購入するのであれば、製造年月日をよく確認して、新しめの商品の購入が無難です。
 

まとめ


 オーブンレンジの選び方について解説しました。オーブンレンジ選びには、いくつかのポイントがあるため、紹介した点を押さえておきましょう。

 また、庫内の狭さや必要以上の多機能など、買ってはいけない意外なポイントも発見できたのではないでしょうか。今回紹介した選び方やおすすめ商品を参考に、満足いくオーブンレンジを選んでください。