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三脚・一脚で圧倒的な強さを誇るハクバ、3年連続トップを獲得

 新しい生活様式の需要増に伴って、三脚・一脚に対するニーズが従来のカメラ周辺機器の枠を超えて多くなっている。用途に広がりをみせている中、ハクバ写真産業(ハクバ)が年間販売台数シェアのトップベンダーを称える「BCN AWARD 2023」の「三脚・一脚」部門においてメーカー別年間販売台数シェアで30.9%を獲得。3年連続でトップを確保し、圧倒的な強さを誇っている。

BCN AWARD 2023」の「三脚・一脚」でトップになったハクバキャプション

 全国の家電量販店ネットショップPOSデータを集計する「BCNランキング」の三脚・一脚で22年1月1日~12月31日の年間販売台数トップとなったハクバは、20年にベルボンからカメラ用三脚の企画・設計・開発事業の譲渡を受けた。ベルボンは、国内三脚メーカーとしてトップクラスで、ハクバと激しいシェア争いを繰り広げていた存在だ。

 ハクバが培ってきた販売ネットワークによる営業力と、ベルボンの製品企画や開発力が相互補完することになり、10%後半だったハクバのシェアは30%近くまで一気に拡大した。そのハクバが今、販売に力を入れているのが、ベルボンブランドの三脚「カルマーニュMT」シリーズと「カルマーニュTT」シリーズだ。

 カルマーニュMTシリーズは、エレベーターを持たないシンプルな本体で、機械加工によるアルミ削り出し部品で構成され高い剛性を誇る。脚材に高強度10層カーボンファイバーパイプを採用し、極限までブレを軽減。長時間露光による夜景・星景撮影や難易度の高い野鳥撮影など本格派のフォトワークに対応している。

 エレベーターをなくしたことで胴回りが細くなり可搬性が向上。移動時にかさばりがちな三脚の体積を大幅に軽減している。開脚設置時の自由度も高く、さまざまな撮影が可能だ。

 脚部に最適化され精密設計された雲台は高い固定力を発揮。ボールサイズを大きくして重心を下げることで安定性を向上させた。脚部に最適化され精密設計された雲台は固定力を発揮する。クイックシューには、さまざまな撮影機材に広く採用されているアルカスイス互換シューを採用している。

 22年6月1日にカルマーニュMTシリーズを発売し、「N743 MT」「N643 MT」「N543 MT」の3種類を用意している。N743 MTが重量級機材向けの脚径32.5mmタイプ、N643 MTがフルサイズからミラーレス一眼まで対応可能な脚径29mmタイプ、N543 MTがミラーレス一眼に最適な脚径25.5mmタイプとなっている。
 
カルマーニュMTシリーズ

 カルマーニュTTシリーズは、脚を180度反転して折りたたみ、自由雲台を脚の間に入れることでコンパクトに収納できる。撮影旅行や登山など、荷物をできるだけ小さくまとめたい場合に適している。

 軽量で操作性の良いナットロック式カーボン脚を採用。新デザインで握りやすくスムーズにロック・解除が可能。雲台には、さまざまな構図を楽しめる自由雲台を装備し、ストッパーを緩めると、カメラを自由な方向に即座に向けることができ、すばやく撮影が可能だ。

 エレベーターの伸縮固定は中央で締めるセンターロック方式を採用。エレベーターが一方に押されることなく固定されるため、構図のズレが少なく撮影に集中できる。開脚は3段階で調整でき、フル開脚時に50cm以下のローポジションが可能となる。開脚角度は、それぞれの脚で設定できるため、不整地での使用でも便利だ。

 22年06月29日にカルマーニュTTシリーズを発売し、「N543 TT」「N443 TT」「N453 TT」の3種類を用意している。N543 TTが石突の交換もできる本格仕様、N443 TTが複雑な機能を省いたシンプルモデル、N453 TTが登山などに最適な超小型軽量モデルという位置づけだ。
 
カルマーニュTTシリーズ

 三脚を使えば手ブレを防げるため、ISO感度を上げすぎることなく撮影できる。夜景など、暗い中での撮影には欠かせないアイテムだ。また、野鳥や風景を撮影するときは望遠レンズを使うことが多いため、撮りたい位置を決めて構図をキープしながらシャッターチャンスを待てばいい。さらに、カメラを三脚に固定してセルフタイマーで撮影する際も便利だ。

 コロナ禍によって、リモート状態からスマホでの情報発信やコミュニケーションをとるための環境整備に三脚を使うという用途も増えている。「おうち時間」の必需品として、幅広い層に浸透している。ハクバではスマホに対応したモデルも発売していることから、ますます三脚・一脚市場で確固たる地位を築くことに注目が集まりそうだ。


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。