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佐川に続きヤマトも運賃値上げ 関東→関西の60サイズは1060円に

経営戦略

2023/02/08 19:00

 ヤマト運輸は2月6日、宅急便などの届出運賃を改定すると発表。4月3日から実施する。今後も外部環境の変化による影響を適時、適切に運賃に反映させるため、年度ごとに宅急便などの届出運賃を見直すという。佐川急便も1月27日に飛脚宅配便などの運賃改定を発表しており、4月1日から改定する。

佐川急便に続きヤマト運輸も値上げを発表

100サイズは1500円から1650円に150円アップ

 ヤマト運輸による運賃改定の対象サービスは「宅急便」「宅急便コンパクト」「EAZY」「国際宅急便」の四つ。サイズや届け先などにより改定率は変わるが約10%の値上げとなる。例えば、宅急便の60サイズで関東から関西に発送する場合、現行運賃1040円は新運賃1060円に20円アップ、100サイズは1500円から1650円に150円アップする。
 
ヤマト運輸の「宅急便・宅急便コンパクト」の運賃改定

 値上げの理由は、国際情勢の不安定化による資源・エネルギー価格や原材料価格の上昇に伴うインフレ傾向に加え、労働力減少による賃金や時給単価の上昇など外部環境の厳しさが増しているため。

 佐川急便もエネルギーや施設・車両などの価格高騰や労働コストの上昇などを理由に、4月1日から運賃を値上げする。対象となるサービスは「飛脚宅配便(飛脚クール便含む)」「飛脚特定信書便」「飛脚ラージサイズ宅配便」の三つ。
 
佐川急便の「飛脚宅配便」の運賃改定

 例えば飛脚宅配便の60サイズで関東から関西に発送する場合、現行運賃880円は改定運賃970円に90円アップ、100サイズは1496円から1610円に114円アップする。

 4月からの宅配便の運賃値上げは、ネット通販にとどまらずビジネスや暮らしなど広範囲にわたり影響を与えそうだ。
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