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柏市商店会連合会、独自キャッシュレス「かしわPay」、2023年4月提供開始へ

金融

2022/11/02 19:30

 柏市商店会連合会は11月2日に、独自のキャッシュレスサービス「かしわPay」によって、地元の課題解決に寄与できる取り組みや市内ポイント循環による経済の活性化、各商店会への加盟増に向けた施策を開始したことを発表した。

地域通貨「かしわPay」による地元の課題解決や経済活性化へ

 一般的な電子マネーは、普及にともない新たにさまざまな決済手数料が発生するが、「かしわPay」では独自に運用を行うことで手数料を最小限に留めるとともに、得られた財源を地元の課題解決や商店会における活性化補助や、市内の「かしわPay」利用者にポイントとして還元することによって、地元における循環型経済の活性化を図れる。
 
独自の運用によって地元の循環型経済活性化を促進

 店舗での買い物時の決済だけでなく、住民同士の助け合いでも「かしわPay」のやり取りを行うことで、地元への貢献で「かしわPay」を受け取り、それを地元での買い物に使用するなど、共生社会につながる。助け合いは、「軽作業」「ペットの散歩」「助っ人依頼」「物々交換」など地元のニーズに合わせたメニューを提供する。

 さらに、地元向けの地域貢献応援掲示板では、地元のさまざまな課題(子ども食堂応援、子育て支援応援、子どもスポーツチーム応援、地域活動団体応援など)を投稿することによって、共感を得た人が「いいね」を押したり、「かしわPay」での投げ銭(寄付)をしたりできるなど、住民同士や地域を越えた応援活動を通して地元の課題解決も可能となっている。

 「かしわPay」に関連した取り組みでは、GreatValueの助け合いDX「HERO」を活用した、子どもの登下校や高齢者の寄り合い場所への出入りなどを通じて、家族への通知を送信する見守り活動に関する機能が含まれるほか、今後は歩数によって「かしわPay」ポイントが還元されるヘルスケア機能の追加も予定する。

 あわせて、地元の消費喚起を目的に行ってきたプレムアム商品券事業でも、「かしわPay」にて利用できる電子商品券を販売することで、地元での消費を喚起していく。