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【10月の加熱式たばこニュース】市場は右肩上がり 値上げの中で各社の取り組みは?

 日本たばこ協会によると、2022年度第1四半期(22年4~6月)における加熱式たばこの販売金額は3461億円(前年同期比17.9%増)と増えている。今年10月、加熱式たばこ専用スティックの多くが値上げとなった中、加熱式タバコ市場が今後どのように変化するかが気になるところだ。また、大手3社(フィリップ モリス ジャパン=PMJ、日本たばこ産業=JT、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン=BATジャパン)は直近でどのようなことに取り組んだのか。新製品やキャンペーンに関する最新情報をまとめた。

PMJ、JT、BATジャパンの最新情報をチェック!
 

「センティア」から6銘柄が追加

 PMJは、加熱式たばこ「IQOS ILUMA(イルマ)」専用たばこスティック「SENTIA(センティア)」で新たに6銘柄の販売を、全国8店舗のIQOSストア、IQOSショップ(ヤマダデンキ一部店舗)、IQOSコーナー(ドン・キホーテ系列一部店舗ほか)、コンビニ、たばこ取扱店で10月25日に開始した。IQOSオンラインストアは11月1日の発売。6銘柄の追加により、センティアのラインアップは全12種となる。
6銘柄の追加で全12種に

 村上彰啓・ポートフォリオ・マネージャーは、「センティアによって従来のブレード型IQOSからIQOS ILUMAへの切り替えが増えている。これまでの銘柄が好評だったため、今回、センティアで6製品を一気に発売した」としている。
 

「メビウス・Eシリーズ・3・100’s」は500円

 JTは、加熱式たばこではなく紙巻たばこのメビウスから、「メビウス・Eシリーズ・3・100’s」を11月11日から順次、全国のコンビニエンスストアやたばこ販売店などで発売する。価格は500円。
3mgの発売で、メビウス・Eシリーズは4銘柄に

 メビウスの新商品は、タール3mgのレギュラー銘柄である「メビウス・Eシリーズ・3・100’s」。同商品を含むレギュラー4銘柄では、活性炭を使用したチャコールフィルターを搭載することで葉たばこの雑味を吸収しており、吸い心地の良さが楽しめる。
 

“肩身広く行こう”がテーマ

 BATジャパンは、オーラルたばこの認知拡大を目的とした啓発活動の第1弾として、「オーラルたばこで肩身広く行こう!」をテーマにしたWeb動画シリーズを、オーラルたばこの魅力を紹介する「AHA!チャンネル」公式サイトで10月24日から順次公開している。
Web動画「オーラルたばこで肩身広く行こう!」本編シーン

 動画シリーズのオーラルたばこで肩身広く行こう!は、20~60代の喫煙者を対象に実施した喫煙に関する意識調査において、9割近くが喫煙によって“肩身の狭さ”を感じている、という結果を受けて制作・公開。“肩身の狭さ”を感じている喫煙者に対して、においも煙も発生せず、いつでもどこでも使える新世代のたばこカテゴリーであるオーラルたばこの存在をより広く知ってもらうことを目的としている。(BCN・佐相彰彦)