【いま注目のトレンドワード・189】 10月12日にアップされた『ちいかわ』で、うさぎが「ウラーヤッハ」と言ってカレーを3つ注文する様子が描かれた。ネット上では「今日はウラーヤッハ」などのコメントと共にリアルなカレーの写真をアップする人が続出。見事トレンド入りを果たしている。

 

「ウラーヤッハ」になぜか『BLEACH』ファンもザワつく!?

　『ちいかわ』とはイラストレーター・ナガノ氏考案のキャラクター。「なんか小さくてかわいいやつ」の略称であり、主人公の名前でもある。友達の「ハチワレ」や「うさぎ」と過ごす様子が描かれる、一見ほのぼのとしたマンガだ。

　しかしちいかわたちの生活は貧しく、その身を脅かす敵を討伐しなければならないという過酷な世界で生きている。さらに読者の間で「鬱展開」と呼ばれる、シュールでダークなストーリー回もある不思議な世界観のマンガなのだ。

　登場キャラのハチワレは普通に話せるのだが、ちいかわとうさぎは擬音のような言葉で会話をしている。今回のカレーを注文するシーンにネット上では「“ウラーヤッハ”で通じるんだね」「ウサギ語の奥が深すぎるわ」とザワついた。

　ちなみに『ちいかわ』ではキャラクターのイラスト入りレトルトカレーが期間限定で販売されている。「ウラーヤッハ」のトレンド入りに併せて、『ちいかわ』のレトルトカレー箱を3つ並べて投稿する人も。

　意外だったのは『週刊少年ジャンプ』で連載されていたの『BLEACH』ファンまで「ウラーヤッハ」に反応したところだろう。「“ウラーヤッハ”って『BLEACH』のキャラ名で出てきそうなんだけど」「ユーハバッハの手下感があるよね」とTwitterで話題となっていた。「ウラーヤッハ」がまさか『BLEACH』と『ちいかわ』を結びつけるとは、作者のナガノ氏も驚いたに違いない。（フリーライター・井原亘）

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■Profile
井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている