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ビックカメラ、秋保徹新社長の初日の任務 宅配水サービス「puhha」事業を発表

経営戦略

2022/09/02 10:30

 ビックカメラは9月1日、同日就任した秋保徹新社長の初日の任務となる宅配水サービス「puhha(プッハ)」の発表会を東京・赤坂のイベントホールで開催した。

9月1日付で就任したビックカメラの秋保徹社長

3350円から始められる宅配水サービス

 ビックカメラグループのビックライフソリューションは9月1日、ウォーターサーバーのオリジナルブランド「puhha」を立ち上げ、宅配水サービスに新規参入。ビックカメラ37店舗、コジマ123店舗、puhhaの公式ホームページで申込受付を開始した。開始時の配送エリアは26都府県で、順次拡大していく予定だ。
 
puhha応援団として登場したお笑いコンビ、ティモンディと女優の松本若菜さん

 puhhaの月々の支払いは、天然水1箱(9.5リットルボトル2本)の3350円だけ。配送料無料で届けてくれるほか、ウォーターサーバーレンタル料や入会金・初回登録手数料も無料。また、飲みきれなかったときは60日未満までスキップが可能となっている。ただし、申し込み3年未満の解約は1万4300円の解約手数料が発生する。
 
「puhha」は3350円からスタートできる

 さっそく、9月1日からトライアルキャンペーンを開始。11月30日までにビックカメラやコジマの店頭で契約すると最大5000円相当をプレゼントし、他社サービスから乗り換えた場合は最大1万6500円をプレゼントする。さらに、トライアルキャンペーン中は解約料も無料になる(6箱注文後の解約の場合)。
 
期間限定のトライアルキャンペーン開始

店舗ネットワークと販売員が最大の強み

 ビックカメラの秋保徹社長は宅配水サービスに新規参入した狙いについて次の三つを挙げた。

 「まずは暮らしに不可欠な水であること。お客様の暮らしに豊かさや幸せを提案していきたいという使命感を持つ当社にとっても必要不可欠な商品。次に、宅配水市場は1816億円規模に上り、コロナ禍でも成長率は約105%を見込むこと。最後が顧客接点の最大化。店舗や販売員でお客様との接点を直接持ちながら、お客様の暮らしを応援できることが、他社の宅配水サービスにはない最大の強みになる」
 
宅配水サービス参入の三つの狙い
 
ビックライフソリューションの西山佳孝社長

新規事業でSPAとリカーリングモデルを追求

 puhhaの運営を手掛けるビックライフソリューションは、7月7日に山梨県富士吉田市に約26億円を投じた採水工場「富士吉田工場」を竣工。メーカーとしてボトルやウォーターサーバーを自社で企画開発する。詳細は既報の記事を参照してほしい。

<関連記事>
ビックカメラのSPAの試金石になるか ウォーターサーバー事業で「富士吉田工場」を竣工
https://www.bcnretail.com/market/detail/20220707_287570.html
 
ビックライフソリューションの富士吉田工場

 ビックカメラによる宅配水サービスの取り組みは、店舗の強化や自社ブランドの商品開発を含む商品力の強化、新しい収益源の開拓に取り組んでいく改革の一環。ビックカメラの木村一義元社長(現取締役)が唱えていたSPA(製造小売)と、継続的に収益を得るリカーリングモデルの第一弾事業となる。

 puhhaの宅配水を生産する富士吉田工場の最大生産能力は、9.5リットルボトル換算で月間80万本。5年で黒字化することを目標に掲げ、新社長の船出とともに新規事業がスタートした。(BCN・細田 立圭志)
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