無印良品、紙製ショッピングバッグを9月1日から有料化

販売戦略

2022/08/25 18:00

 無印良品を展開する良品計画は、紙製ショッピングバッグの無料配布を終了し、9月1日から有料化する。

紙製ショッピングバッグ、9月1日から有料化

 良品計画は、地球のごみを減らす一環として、購入時に渡すレジ袋の削減にも取り組んでいる。同社では、2020年3月からプラスチック製のレジ袋を廃止し、紙製のショッピングバッグのみにすると同時に顧客にマイバッグ利用を呼び掛けてきた。また、買い物で利用できるバッグの種類を増やし販売してきた。この結果、2021年度にはレジでマイバッグの持参率(会計時にMUJI passportアプリを提示し、ショッピングバッグを辞退した顧客の割合)が77%となった。

 今回、ショッピングバッグ自体の使用量を削減することを目的に、全国の無印良品(MUJIcom、MUJI to GOを含む)店舗、Cafe&Meal MUJI店舗で紙製ショッピングバッグの無料配布を停止し、1枚一律10円での販売を開始する。地球資源の保全と循環化を目指し、ショッピングバッグの使用量削減とマイバッグの利用促進に努めていく。

 良品計画では、2019年6月から、購入の際にレジ袋を辞退したMUJI passportメンバーに、530(ごみゼロ)マイルを付与している。また、成長が早く、短期間で収穫が可能なジュート素材を使用した「ジュートマイバッグ」をはじめとするバッグなど顧客のニーズに合うものを多数揃えている。加えて、大きなサイズの商品やまとめ買いに便利なシェアバッグ「再生ポリプロピレンバッグ」をデポジット150円で利用することができる。不要になった際には近くの店舗に持っていくと、デポジットを戻すことで廃棄物削減に取り組んでいる。