交通インフラDX推進コンソーシアム設立、産学官連携で

経営戦略

2022/08/24 07:00

 産官学連携による交通インフラDX推進コンソーシアムが、8月22日に設立された。

交通インフラDX推進コンソーシアムの活動内容

 同コンソーシアムは、人・モビリティ・インフラが協調した安全安心で持続的な交通社会の実現に向けて、交通信号機の活用による5Gネットワークを軸とした、柔軟性かつ拡張性のある新たなDX基盤やアプリケーションが社会実装されるよう、検討・対外活動を推進する。

 具体的には、インフラ普及やアプリケーションの社会実装に向けた調査・研究、情報発信・広報活動、技術的な要件検討、ガイドライン案の取りまとめ、関係する府省庁、団体、大学などとの協議も踏まえた関係機関などへの提言を行う。

 同コンソーシアムでは、交通インフラのDX推進に向けて、普及促進委員会と技術検討委員会を構成する。

 普及促進委員会では、各テーマの事業化および普及促進に向けた検討・提言取りまとめ、国際動向や関連施策の調査および係性の定義、関係省庁・自治体との調整・連携を行う。

 技術検討委員会では、スムーズな交通インフラのDX推進に向けた技術的な要件検討、ガイドライン案の取りまとめ、制度面など諸課題の整理と提言の取りまとめを担当する。

 なお、幹事会員としては自動車メーカー、インフラシェアリング事業者、交通管制ベンダー、システムベンダーなど、正会員としては交通管制ベンダー、シンクタンク、信号工事関連団体など、準会員としては通信事業者、システムベンダーなど、オブザーバーとしては関連省庁、自動車・ITS関連団体などが参加している。