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「+メッセージ」がマイナンバーカードでの公的個人認証に対応

 NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクは、携帯電話番号でメッセージを送受信できるメッセージアプリ「+メッセージ(プラスメッセ―ジ)」に、「+メッセージ」アプリ内の企業や団体などの公式アカウントにおいて、マイナンバーカードだけでオンラインでの本人確認が行える公的個人認証サービス(JPKI)の対応を2022年7月以降に開始する。

公的個人認証サービス対応の仕組み

 マイナンバーカードは12桁のマイナンバー(個人番号)が記載されたICチップ付きのカードで、対面でもオンラインでも安全・確実に本人確認を行えるデジタル社会の基盤となるツールに位置づけられる。マイナンバーカードによるオンラインでの本人確認は、マイナンバーカードのICチップに記録された「署名用電子証明書」や「利用者証明用電子証明書」を活用するため、本人確認時に必要な顔写真や身分証の撮影などが不要となり、利便性が向上するほか、第三者による「なりすまし」やデータの改ざんを防止できる。
 
「+メッセージ」での認証・確認フロー

 今回の「+メッセージ」のJPKI対応により、JPKI対応の公式アカウントを通じて、例えば、銀行口座の開設やクレジットカードの新規入会発行などの際、認証画面でスマートフォンをマイナンバーカードにかざすだけで、簡単にオンラインでの本人確認が完了する。また、例えば銀行の預金残高通知のように、本人だけが受け取れる郵便物の代わりとして、マイナンバーカードでの本人確認後に開封できるメッセージを利用することができる。JPKIに対応した公式アカウントは今後公開予定。
 
対応回線が増えた「+メッセージ」

 「+メッセージ」は、6月28日から、ワイモバイル、LINEMO、MVNO(ソフトバンク回線)でも利用可能になり、携帯3社(ソフトバンク、NTTドコモ、KDDI)すべてのブランドとMVNOで使える。携帯3社は、今後も「+メッセージ」の機能向上に取り組んでいく。