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シェアサイクル「HELLO CYCLING」、4月1日から料金改定 課金は30分単位に

販売戦略

2022/03/25 19:30

 OpenStreetは、エリア(自治体)ごとに設定している「HELLO CYCLING(ハローサイクリング)」の料金改定を2022年4月1日に実施する。

200以上の市区町村でサービスを展開しているHELLO CYCLING

 HELLO CYCLINGは、スマートフォン向けアプリから、公共施設や公園、民間駐輪場などにあるステーションに設置された電動アシスト自転車または自転車を借りられるシェアサイクルサービス。全国20都道府県200以上の市区町村でサービスを展開しており、22年3月1日時点のステーション数は約4500カ所。

 利用料金はエリア(自治体)ごとに異なり、全国一律ではない。料金改定対象エリアは、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県(川越市除く)、長野県(安曇野市/松川村を除く)、大阪府、京都府、兵庫県、佐賀県、熊本県で、改定後の料金(佐賀県、熊本県を除く)は、利用開始30分130円、延長は15分ごとに100円。上限料金は、全ての都府県で12時間1800円に上がり、スポーツタイプのe-Bike「KUROAD」に限り2000円となる。
 
2022年4月1日以降の料金表(一部)

 料金改定に伴い、料金改定対象エリアでは最小課金単位が15分から30分に変更されるため(現行の最小課金単位を継続する佐賀県、熊本県を除く)、1回30分未満の利用や30分以上45分以内の利用などでは値上げとなるが、バッテリ交換などのメンテナンス体制の強化、充電環境設備の開発・設置、利用者の利便性向上に向けたUI/UXの改善やシステム改修などにいっそう力を入れていく。

 OpenStreetは、複数の自治体と連携してシェアサイクルの実証実験を行っており、ステーションに空きさえあれば、都府県や市町村を越えて自転車を返却できる点が評価されている。直近では3月18日に、シェアモビリティを活用した市民サービスの向上や地域の活性化に向け、埼玉県さいたま市と協定を結んだ。