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世界初、非接触・空中ディスプレイをレジに採用 セブン‐イレブンで実証実験

時事ネタ

2022/02/01 07:00

 東芝テック、セブン‐イレブン・ジャパン、アスカネット、神田工業、三井化学、三井物産プラスチックは、非接触・空中ディスプレイ技術を採用したキャッシュレスセルフレジ「デジPOS」の実証実験を、都内のセブン-イレブン6店舗で、2月1日から順次開始する。

空中ディスプレイ技術を使用したレジのイメージ


 一般的に空中ディスプレイは、ホテルやオフィスなどの受付機、デジタルサイネージなどを中心に展開されているが、POSレジに採用した実証実験は世界初(アスカネット独自調べ)となる。今回の技術により、レジ画面を空中に結像し、空中に浮かんだ映像をタッチパネルと同様に操作することを実現した。

 空中ディスプレイは、「ディスプレイ」、「光学素子(空中ディスプレイプレート)」、「センサ」の各モジュールで構成されている。今回の非接触・空中ディスプレイ技術では、アスカネットが販売する「ASKA3D」に、三井化学のシール材「ストラクトボンドXMFシリーズ」を使用。「ストラクトボンドXMFシリーズ」は透明性に優れ、貼り合わせる樹脂の屈折率に適応できるため、「ASKA3D」が実現する空中ディスプレイ映像の高画質化に貢献している。

 実証実験では、空中ディスプレイを利用した新たな買物体験を通じて、レジカウンターの省スペース化による販売チャンスの創出や、完全非接触による安全・安心の提供を目的に検証を進めていく。