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定期券保有に付加価値を! 定期区間外運賃を全額ポイント還元 東武鉄道の社会実証

販売戦略

2021/07/13 18:00

 東武鉄道は、東武線の通勤・通学 PASMO 定期券を保有し、2020年11月1日に開始した新たな東武グループ共通ポイント「TOBU POINT(トブポ)」のアプリ「トブポアプリ」で事前登録すると、当該定期券の定期区間外運賃を全額ポイント還元する「定期区間外 おでかけ社会実証(定期区間外 おでかけキャンペーン)」を7月22日から8月31日に実施する。PASMO 定期券にはモバイル版を含む。

定期区間外 おでかけキャンペーンとして社会実証を実施

 トブポアプリに登録した東武線区間を含むPASMO 定期券で定期区間外を利用した場合、3000ポイントを上限に、東武線乗車運賃相当額をトブポで還元する。この社会実証を通じ、定期券利用者に対し、ふだんは乗らない定期区間外の鉄道利用を促進し、東武沿線各エリアの活性化を図るとともに、利用状況を分析し、定期券保有の新たな付加価値創造施策の検討に活用していく。
 
東武グループの共通ポイント「TOBU POINT」

 エントリー期間は7月20日~8月9日、実施期間(ポイント還元対象期間)は7月22日~8月31日。トブポ付与は2021年10月末の予定。テレワーク実施の要請を受け、従来の通勤手当を交通費実費精算に切り替える企業が増えている。そうした企業のコスト削減を受け、鉄道各社は、飲食サブスクリプションサービスの提供、定期券保有者限定のコーヒー回数券の販売など、定期券保有に新たな付加価値を与える試みを行っている。
 
ポイント還元例(新越谷~押上の通勤定期券保有の場合)