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4Kテレビの買い替え需要は一巡? ソニーとシャープが熾烈な首位争い

 全国の家電量販店やECショップでPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、2021年2月の4K対応液晶テレビ(4Kテレビ、なお有機ELテレビは含まない)の販売台数前年同月比は106.5%だった。昨年は、新型コロナウイルス感染拡大による巣ごもり需要で年間を通してテレビ市場が活況だったが、年が明けて特需がだいぶ落ちつきつつある。


 メーカー別の販売台数シェアでは、前月にトップだったシャープをソニーが逆転。2番手グループでは、パナソニックが伸びている。販売台数前年同月比では、ソニーが133.2%、東芝が114.8%、パナソニックが111.9%と好調。一方で、シャープは76.8%と振るわなかった。
 

 シリーズ別の販売台数ランキングでは、シャープの「4T-C40CL1」がトップ。0.1ポイント差でソニーの「KJ-43X8000H」「KJ-55X9500H」が追う展開。昨年は不調だったパナソニックも4位に「TH-43HX850」、7位に「TH-49HX850」がランクインするなど復調の兆しがある。(BCN・大蔵大輔)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。