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KDDI、世界初のモバイル回線向けH.266|VVC対応コーデックで4Kライブ伝送に成功

経営戦略

2020/12/23 13:08

 KDDI総合研究所は12月23日、映像圧縮技術の国際標準映像符号化方式H.266|VVC(Versatile Video Coding)によるリアルタイムコーデックシステムを使った4Kライブ伝送の実証実験に、世界で初めて成功したと発表した。


 従来は、ブロードバンド回線を使った伝送が一般的だった4Kライブの中継が、実証実験でモバイル回線(LTE)での伝送を実現した。

 これによって、受信会場での設置が容易になり、例えば、全国のドームシアター向けにイベントの高精細映像を一斉配信したり、スマートフォン(スマホ)やタブレット端末向けサービスとして展開したりと、身近にイベントへ参加できるようになる。

 実証実験は、12月22日に東京・原宿のスタジオで音楽ライブ(無観客)を実施し、会場に設置した4K VRカメラの映像をH.266|VVC対応の4Kリアルタイムエンコーダで圧縮しながら、LTE経由で東京・汐留のドームシアターに安定的にライブ伝送するというもの。

 同エンコーダでは、従来方式で、2018年から開始された新4K/8K衛星放送でも使われているH.265|HEVCよりも、映像の画質を維持したままデータ量を約半分に圧縮できるため、LTEでも安定的に高精細映像が伝送できる。

 H.265|HEVCが、もともと約7.5Gbps必要とされる4K映像を30Mbps程度にまで圧縮しているのに対し、H.266|VVC対応エンコーダはさらに半分に圧縮して伝送できる。なお、今回の実証実験は総務省からの受託による研究開発の成果によるもの。

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