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7割超がキャッシュレス決済の利用頻度変わらず、還元事業終了後も

 ジャストシステムは、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」でネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施した「Eコマース&アプリコマース月次定点調査(2020年7月度)」を8月25日に発表した。調査は、17~69歳の男女1100人を対象に、7月9~16日の期間に行われている。

「キャッシュレス・消費者還元事業」終了後も、
7割超の人が変わらずキャッシュレス決済を利用

 調査によれば、「普段、キャッシュレス決済を利用している」が76.1%で、うち「キャッシュレス・消費者還元事業」を知っている人が81.8%だった。キャッシュレス・消費者還元事業について知っている人のうち、同事業によってキャッシュレス決済の利用頻度が「増えた」は61.1%。「変わらない」は36.8%となっている。

 キャッシュレス決済として普段「QRコード」を利用している人のうち、キャッシュレス・消費者還元事業をきっかけに、決済に利用する「QRコード」を増やした人が72.9%、「クレジットカード」利用者のうちクレジットカードの枚数を増やした人が39.1%、「非接触型スマートフォン決済(iD、モバイルSuicaなど)」利用者で52.0%、「デビットカード」で51.4%、「ICカード型電子マネー(nanacoなど)」で39.9%に達した。

 キャッシュレス・消費者還元事業について知っている人のうち、90.5%が同事業の終了を認知しており、事業終了後のキャッシュレス決済の頻度は「変わらない」が73.9%、「減った」が11.6%、「増えた」が14.5%となっている。

 そのほか、「マイナポイント事業」の認知度は72.3%で、うち「利用したい」が52.7%、「利用したくない」が18.8%、「どちらとも言えない」が28.4%だった。

 利用したくない理由については、「マイナンバーカードとの紐付けが不安」(64.0%)が最も多く、「マイナンバーカードを持っていない」(61.3%)、「手続きが面倒」(54.0%)がそれに続いている。