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オンライン活用で顧客とのコミュニケーション強化、ヤーマンが安心の環境づくり

時事ネタ

2020/07/22 15:21

 ヤーマンは7月21日、SNSやオンラインカウンセリング、ライブコマースなどのオンラインを活用し、店頭に訪れることが難しい場合でもできる限り1to1のコミュニケーションを実現する機会を創出し、顧客が安心して買い物を楽しめる環境づくりを開始したと発表した。

オンラインカウンセリングサービス

 7月上旬から、これまでは対面でのみ体験可能だった直営店・百貨店での美容カウンセリングサービスがオンラインでも受けられる「オンラインカウンセリングサービス」を開始した。

 画面上では、顧客と美容部員が完全に1対1のプライベート接客になるため、顧客の漠然とした悩みから、ピンポイントの悩みまで細やかに寄り添い、答えを導き出すことで、店舗での接客同様の体験を提供する。直接来店する必要がないため、より気軽に相談できるようになり、遠方で来店が難しかった顧客との新たな接点拡大の機会になることも期待している。

 また、同社は中国本土での販売を行っており、その中でもライブ配信型eコマース「ライブコマース」が盛況となっている。中国最大手ECサイト「Tmall」で、同社の製品を取り扱うeコマースが週に3~4回配信され、商品の細かい機能や技術の説明、視聴者とのコンスタントなコミュニケーションで販売促進を行っている。動画編集は一切なく、ライブ配信のためリアルな感想や使用感がダイレクトに伝わる点が特徴となっている。

 中国の販売代理店スタッフによる配信だけでなく、有名人や美容KOLを起用してライブコマースを実施。6月に中国で同社のアンバサーを務めるユー・フェイホンさんや、リウ・タオさん、ニン・チンさんの3人の有名女優を起用し、売り上げが伸長した。

 数ある美容機器が世界中から集まる中で、ライブコマース配信だけでなく、日々変わる消費者トレンドや、緻密なマーケティングリサーチをもとにプロモーションを行い、また一方では商品の信頼度を高めるべく製品のアップデートや、エビデンスの取得・公開にも取り組んでいる。

 さらに、店頭での顧客との接点が少なくなる中で、店舗を介さず企業から顧客へ製品の魅力やブランドについて伝えていくため、ライブ配信を強化している。7月15日には、ライブ配信の環境を整えた「ライブスタジオ」を本社屋内に新設した。ここでは、配信用の背面スクリーンやライブ用照明を備え、いつでも配信ができる環境となっている。日本国内にとどまらず、シンガポール、ロシアなど海外へも、社員がライブスタジオから直接配信を行う。