経済産業省の「キャッシュレス・ポイント還元事業(キャッシュレス還元事業)」は、SNS上で延長の要望が多数出ていたが、今月30日をもって終了するようだ。6月30日は火曜日なので、土日休みの場合、買い物・契約手続きのチャンスはあと6日間のみ。

 期間中の累計ではなく、月あたりで還元上限が定まっているキャッシュレス決済手段を併用すれば、あわせてかなり高額の還元を受けられる可能性がある。貯金はあるが、今年の夏の賞与はゼロかもしれないと心配する世帯は、7月末まで待たず、6月中に前倒しで購入して少しでも負担を減らそう。
 
延長の可能性がほぼゼロに。残念!

おすすめ1. 免許取得

 「緊急事態宣言」を受けて、自動車学校は臨時休校していた。しかし、現在、教習を再開している。キャッシュレス還元事業の対象となっている自動車教習所は、多くが増税前より今のほうがお得な5%還元。ただし、対象のキャッシュレス決済手段・支払方法はそれぞれ異なるため、必ず申込前に窓口で詳細を確認しよう。5%還元・クレジットカードまたはPayPay、au PAY、LINE Payなどのスマートフォン(スマホ)決済サービスの一括前払方式なら、7月1日以降の入校より確実にお得だ。

(参考記事)キャッシュレス・ポイント還元事業 最も賢い使い道は免許取得!
https://www.bcnretail.com/market/detail/20200123_155368.html

おすすめ2. ドラム式洗濯乾燥機

 最近、縦型洗濯機から、最安価格帯のドラム式洗濯乾燥機に買い替えたが、もっと早くに購入しておけば良かったと後悔している。実際に使ってみて、単身者からファミリーまで、世代を問わずおすすめできる時短家電の筆頭だと断言したい。

 最安価格帯でも税込13万~16万円と高額なので、キャッシュレス還元事業で戻ってくる額は多い。オンライン・リアルのキャッシュレス還元事業の実施店舗で買うなら、今が絶好の買い時だろう。なお、新型コロナウイルス感染症のため、中国・武漢が都市封鎖された直後から取り寄せ・納期1カ月以上の製品が増えているが、「PayPayモール」など、注文時に決済が完了する店舗なら、6月中の注文・決済で還元対象となる。

(参考記事)どっちかで悩む洗濯乾燥機、「ドラム式」と「縦型」のメリット・デメリット
https://www.bcnretail.com/market/detail/20191130_147290.html

おすすめ3. 電動アシスト自転車

 自転車は「3密(密閉空間、密集場所、密接場面)」にならない移動手段であり、サイクリングは、今後人気のアウトドアに昇格すると考えられる。同様に、電動アシスト自転車を利用した乗り捨てOKのシェアサイクルは、他のシェアリングサービスとは異なり、利用を控える動きは最小限にとどまると思われる。

 数年前はかなり安かった自転車は全般的に値上がり、充電式バッテリを備えた電動アシスト自転車は、スマホの普及拡大を受け、値下がった。両者の価格差は6~7万円程度まで縮小しており、古くなった自転車から買い替えるなら、坂道走行や長距離走行が格段にラクな電動アシスト自転車を選んだほうが満足度は高いだろう。
 
Bike to Work(自転車通勤)を推進するバイシクル エコロジー ジャパンは、新しい社会のニューノーマル
として、最寄り駅までではなく、「目的地までの自転車移動」を提案している

おすすめ4. レジ袋・清掃用品まとめ買い

 7月1日からプラスチック製の買い物袋(レジ袋)は有料化される。すでに先行して有料化している店舗も多い。持ち帰り用のバックを持参し、本人が詰め込むまたは店員に詰めてもらう「マイバック」は頻繁に洗濯しなければ不潔であるという調査結果もあり、未使用のレジ袋を持参すると最も清潔でコストパフォーマンスが高いと考えるなら、6月中に、キャッシュレス還元5%実施店で新品レジ袋をまとめ買いするとますます得する。同様の理由で清掃用品など、長期保存が可能な日用品の購入もおすすめだ。
 
7月1日からレジ袋有料化がスタート

 残り3週間で覆る可能性はほぼゼロに等しいと思われるが、このキャッシュレス還元事業は、キャッシュレス決済推進策として恒久化して欲しかったと記者は考える。この事業を機に、キャッシュレス決済を導入した街の小さな和菓子・洋菓子販売店、酒販売店、飲食店などを多く知っている。「増税後に買って得する」という消費者のメリットだけが注目されがちだが、店舗の意識改革につながったメリットは大きい。(BCN・嵯峨野 芙美)