セブン‐イレブン・ジャパンは6月4日、全国の2万930店舗ですべてのレジ袋の無料配布を7月1日に終了すると発表した。以降は、環境に配慮したレジ袋を、「小・中・大・弁当用」の4サイズは3円(税別)、「特大」サイズは5円(税別)として提供する。あわせて、マイバッグの持参を呼び掛けるが、コロナ禍も含め、課題が多く残りそうだ。

コンビニのレジ袋が7月1日から有料になる

 プラスチック製レジ袋の有料化義務化にあわせた施策。レジ袋代金として得た収益金は、環境保全活動や資源循環などの環境負荷低減のため活用していく。ローソンやファミリーマートなど、コンビニ大手3社とも同じような価格設定でレジ袋を提供するとしている。

マイバッグの課題

 ただ、新型コロナウイルス感染症の拡大を防止する観点からは、懸念する声が出ている。

 レジ袋の場合、対策をとった店員が最初に触り、そのまま来店客に渡す。これなら、レジ袋のやり取りを介して感染するリスクは少なく済む。一方、マイバッグの場合は、徹底した対策をとっているのか正確には把握できない来店客が触ったものを、店員が触ることになる。店員自身の感染リスクはもちろん、混雑時には店員がそのまま他の来店客のマイバッグに触れる可能性があるので、感染拡大のリスクがあるのだという。

 ほかにも課題はある。手入れを欠いた不衛生なマイバッグを持参する来店客や、高温の食品の取り扱い、おでんの汁が漏れた際のマイバッグの汚れなど、トラブルに発展する可能性もある。マイバッグは、環境負荷の軽減には役立つかもしれないが、衛生面の問題が新たに浮上しそうだ。

 マイバッグを使えば、環境負荷を低減できるうえ、お得でもある。ただ、レジ袋は、ごみをまとめて捨てる際などに役立つ。今後は、必要に応じてレジ袋を買うようにシフトしていくのかもしれない。(BCN・南雲 亮平)