楽天の2020年度第1四半期の決算資料によると、楽天モバイルのMNOサービスの正式プラン「Rakuten UN-LIMIT(楽天アンリミット)」を開始した4月8日から4月30日までの申し込みのうち、オンラインは96.5%に達し、店頭などオフラインはわずか3.5%だった。「ショップ臨時休業下でも、楽天モバイルの顧客獲得は堅調に推移した」と分析しており、さらなる顧客獲得の加速のため、楽天回線エリアに関し、21年3月に人り口カバー率70%を目指す。

楽天モバイルの申し込みチャネルの比率(楽天 2020年度第1四半期 スライド資料より)

SPU対象の楽天モバイル 自社回線エリア無制限

 楽天アンリミットは、月額2980円のプラン料金だけで、東京23区をはじめ一部エリアをカバーする自社回線なら無制限、パートナー回線(au回線)でも月5GBまで利用できる。接続先は、アプリ「My 楽天モバイル」から確認でき、上限のあるパートナー回線・海外利用分はリアルタイムで残量が分かる。
 
“UN-LIMIT2.0”に進化した楽天アンリミット

 さらに、独自のAndroid向けメッセージングアプリ「Rakuten Link」からの着発信に限り、国内通話・SMS・メッセージはいずれも無料となる。加入にあたって3300円の事務手数料は請求されるが、指定期間中のRakuten Linkの開通を条件に、事務手数料相当を全額ポイント還元するキャンペーンを実施している。

 Rakuten Linkが利用可能な楽天回線対応端末は「Galaxy A7」「Xperia Ace」「AQUOS sense3 plus」「AQUOS sense3 lite」「arrows RX」など。楽天アンリミットの契約にあわせ、このうちの一つ、「Xperia Ace」を楽天スーパーDEALで購入し、別途、オンラインで先行申し込みした楽天アンリミットのSIMカードを挿入したところ、Rakuten Linkアプリはスムースに動作し、起動時に「SONY」「Xperia」のロゴに続いて表示される「Rakuten」のロゴに所有感をくすぐられた。
 
「【楽天モバイル】Rakuten UN-LIMIT対象製品購入でポイント還元キャンペーン」の対象機種を購入すると、最大1万5000円相当のポイントがプレゼントされる。実質1万5000円引きだ

 いま、回線と端末をセットで買うと得するキャリアは楽天モバイルであり、最後発の第4のキャリアが総務省の方針に逆行しているのは興味深い動きといえるだろう。(BCN・嵯峨野 芙美)