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「リモートワーク」は可能なのか? しやすい・しにくいを解説【求人編】

時事ネタ

2020/05/04 17:30

 新型コロナウイルスの影響によって、リモートワークが可能な求人に注目が集まっている。しかし、「どうやって仕事を探せばいいか分からない」「未経験でもリモートワークってできるの?」と疑問に思う人も多いはず。そこで、リモートワークが可能な求人の探し方を簡潔に解説する。正社員や副業を問わず、未経験でも企業に採用されるコツを紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。

働く場所を選ばないリモートワーク

 オフィスだけでなく、自宅やカフェなどさまざま場所で勤務することができるリモートワーク。離れていても各社員が共通の目標を持って業務を遂行。PCやタブレット端末を使って、通信回線を通じてビデオ通話を利用したり、自らのタスクを完了させたりするのが特徴。最大のメリットは、何といっても働く場所を選ばない点だ。在宅勤務であれば、通勤時間を削減できるのも魅力的といえよう。

 一方、デメリットは、同じ会社のスタッフとすぐにコミュニケーションを取らなければならない場面にもかかわらず行うことができないなど、オフィスでの仕事よりも時間がかかってしまう場面もあるほか、休憩時間をあらかじめ決めたり、集中できる環境を整えたりと、うまく自己管理しなければ1日の仕事量をこなせない可能性なども秘めている。

リモートワークの求人はクラウドソーシングで見つけることができる

 では、リモートワークを中心とした求人情報はどこで収集すればいいのか。選択肢として、例えば「ランサーズ」や「クラウドワークス」といったクラウドソーシングサイトがある。
 

 クラウドソーシングとは、インターネット上で企業が不特定多数に仕事を依頼する業務形態のことだ。企業がクラウドソーシングに登録している個人に対して「記事の執筆を依頼する」「デザインを依頼する」ことになるので、クラウドソーシングを利用すればリモートワークで仕事を受注できる可能性が高い。

未経験でも採用される?

 実は、クラウドソーシングに登録していると極端な話、未経験でも案件を獲得できることもある。なぜかというと、採用条件をよく見ると「未経験可」と記載されているからだ。
 

 しかも、単価がかなり低めに設定されている。例えば、ウェブライターの場合、1円未満/文字で仕事を募集しているケースが見受けられる。本業がウェブライターであれば「少し低すぎるのでは?」と思う単価だが、報酬単価を下げる代わりに記事のクオリティについてハードルを下げているのだ。

 媒体の編集部の中には、「未経験でもこちらで育てるから問題ない」「質よりも量で勝負するために多くのウェブライターを確保したい」というケースもあり、一般的な求人サイトよりも採用のチャンスをつかむことができる。

求人サイトでリモートワーク可能な職種を探すタイミング

 クラウドソーシングに登録すれば、未経験でも案件が獲得できてリモートワークにもチャレンジできる。ただ、先述したように単価は必ずしも高いとはいい切れない。本業として成立するかどうかは微妙だ。

 ロードマップの一例として、(1)クラウドソーシングで実績を積む、(2)自分なりのポートフォリオを作成する、(3)求人サイトから募集する(4)副業で毎月ある程度の収入が見込めるようになったら本業として考える――というのがベストかもしれない。まずは、クラウドソーシングを副業に、例えば毎月20万円を稼いでみるというのはいかがだろうか。(フリーライター・平本 良太)