3月18日に登場した新しい「MacBook Air」は、従来モデルに比べて値下げとなったが、税別10万4800円の最安モデルではストレージ容量(SSD)が256GBにアップ。コストパフォーマンスの良さは現行機種でトップクラスだ。マイクロソフトの統合ソフト「Office」はWindowsに加え、Macでも利用できる。OSやOffice以外のアプリに縛りがなければ、業務用途でも十分活躍するだろう。


 価格を引き下げつつストレージ容量を倍増した新しい「Mac mini」も同時に登場。こちらは3.6GHzクアッドコアプロセッサー・256GBストレージで税別8万2800円。メモリ容量を8GBから16GBに変更すると、税別10万4800円。HDMI搭載テレビでもいいので、外部ディスプレイとキーボード・マウスなどが用意できるなら、いま手に入る最安のMacとなる。
 

 iPhone/iPadと連携しやすいクラウドストレージを活用すれば、本体のストレージ容量は最小限でいい。以前のMacBook Airはそうしたミニマム志向に基づいた設計だった。ただ、どんどんリッチになるアプリケーションやOSのソフトウェアアップデートだけでもストレージ容量を消費する以上、Macでは従来の128GBでは不足感は否めず、他社製品でもノートPCは「ストレージ容量256GB以上」を目安に選びたい。

フラッシュメモリの価格下落でSSDの平均単価も下落傾向

 家電量販店・オンラインショップの実売データを集計した「BCNランキング」によると、PCパーツ扱いの内蔵SSDの平均単価は大きく下がっている。その結果、販売台数も伸び、2020年1月まではずっと前年同月比130%超を記録した。税別平均単価も1万円台半ばから一時は7000円台まで下がった。
 
 

 値下がりの要因は、主要部品のフラッシュメモリの価格下落。MacBook AirとMac miniのストレージ倍増は、ユーザーニーズに即したわけではなく、最も安価で調達できる容量に切り替えただけかもしれない。いずれにしてもコスパに優れた1台には間違いない。(BCN・嵯峨野 芙美)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。