ペンタブレットのワコムが子供を持つ30~50歳の男女540人を対象に実施した「職業に関する意識調査」によると、今後のデジタル社会で活躍できる職業は「ITエンジニア・プログラマー(51.9%)」「ゲームクリエイター(32.8%)」「エンジニア(30.6%)」「デザイナー(28.7%)」と、クリエイティブ系の職業が上位にランクインした。一方で実際に就いてほしい職業は「医師・看護師(33.7%)」「会社員(32.4%)」「公務員(28.9%)」とギャップがあることが浮き彫りになった。


 今後のデジタル社会で活躍できる職業のトップ3は、人気の高い職業の「医師/看護師(24.8%)」「スポーツ選手(19.3%)」「公務員(3.5%)」などを抑える結果となった。
 

 また、親が子供に身につけさせたいと思うスキルは「発想力(想像力)(63.1%)」「チャレンジ精神(45.7%)」「協調性(42.8%)」という結果になった。デジタル社会でクリエイティビティを発揮するため重要な要素の一つとされる発想力がトップだった。

 ほかにも「集中力(39.8%)」「専門的なスキル(30.7%)」「プレゼン力(21.9%)」「リーダーシップ(20.2%)」など、専門的なスキルを身につけるとともに、人とのコミュニケーション能力や自己表現力にも高い関心を示している。
 

 今後10年間でAI(人工知能)やRPA(ロボットによる業務自動化)が普及しても生き残る職種について聞いた質問では、「医療・介護系」「研究・教育系」に次いで「デザイナー・クリエイター系」がトップ3に入った。

子供に「チャレンジ精神」求める一方で親は「保守的」

 

 一方で実際に子供に就いてほしい職業を聞いたところ「医師・看護師(33.7%)」「会社員(32.4%)」「公務員(28.9%)」などが上位を占めた。

 デジタル社会で活躍する職業や子供にはチャレンジ精神を求めるのとは裏腹に、実際に就いてほしい職業は高収入や安定性を求める保守的な親の姿が浮かび上がる。「デザイナー(8.0%)」「ゲームクリエイター(3.9%)」などクリエイティブ系の職業は下位だった。

 ワコムでは、親の子供に対する将来の期待と現実のギャップについて、企業に所属しながら安定した労働環境の中で活躍するクリエイターも多いことをアピールすれば、今後のクリエイター系の職業の人気が高まっていくのではないかとしている。