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PayPayモールで「実質送料無料」キャンペーン、「ストアにコスト負担させない」

 PayPayモールやYahoo!ショッピングを展開するヤフーを傘下に持つZホールディングス(ZHD)は、6月30日~12月までの期間限定で実質送料が無料になるキャンペーンを実施する予定。ZHDの川邊健太郎社長は「ストアが物流コストを負担するものではない」と、ストアのコスト負担がないことを強調した。

6月30日からスタートする「実質送料無料キャンペーン」

 キャンペーンの対象は、3月24日に発表したZHDとヤマトホールディングスの業務提携の基本合意で発表された物流の新しいサービス「フルフィルメントサービス」や「ピック&デリバリーサービス」を利用するストアの商品を、Yahoo!ショッピングやPayPayモールで購入したユーザーとなる。

 送料に相当する金額をスマートフォン(スマホ)決済サービスのPayPayなどで使われているPayPayボーナスライトで付与する。

 ヤマトはストア向けにフルフィルメントサービスとピック&デリバリーサービスの受付を3月24日から開始し、6月30日からサービスを提供する。実質送料無料キャンペーンは、このサービス開始を記念して実施される。
 
ヤマトの「フルフィルメントサービス」と「ピック&デリバリーサービス」を活用

 フルフィルメントサービスは、ヤマトの物流センターにある在庫の発注からデータ処理、トータルピッキング、帳票発行、シングルピッキング、梱包、出荷まで物流に関する作業を一気通貫で提供するサービス。24時間、365日の稼働がベースであるため、ストアが定休日でも出荷が可能になる。

 ピック&デリバリーは、商品の受注やデータ処理、トータルピッキングはストアの倉庫などで行い、その後の工程をヤマトが請け負うサービスとなっている。

 ZHDは、PayPayモールやYahoo!ショッピングによる集客力と、ヤマトの物流品質やネットワーク力を提供することでストアのリードタイムの短縮や作業にかかるトータルコストの削減につなげる。