全国の主要家電量販店・ネットショップのPOSデータを集計した「BCNランキング」によると、新型コロナウイルスの影響による企業の在宅勤務やリモートワークの推奨で、「USB接続ヘッドセット」の販売数量が急増していることが分かった。


 グラフはBCNランキングの「ヘッドセット」の中から、直近の3月2日週(3月2日~8日)に売れたUSB接続タイプの中から上位5機種を抽出したもの。1月6日週のUSB接続ヘッドセット全体の販売数量を100とした週次ベースの指数推移を示す。

 上位5機種はエレコム、サンワサプライ、バッファローの3社の商品が占める。いずれも2月17日週から急増している様子が分かる。

 新型コロナウイルスの国内の感染拡大を防ぐために、政府は2月26日にスポーツや文化イベントの開催自粛を要請すると、コンサートなどのイベントが中止・延期された。27日には全国の小・中・高校、特別支援学校の全国一律の臨時休校の要請が出されたり、28日に北海道で緊急事態宣言が出されたりするなど警戒感が一気に広まった。

 一部の企業では、これよりも前から在宅によるリモートワークを実施していたが、2月24日週からその動きが拡大。ノートPCなどのUSB端子に接続してビデオ会議や音声チャットが使えるUSB接続ヘッドセットに注目が集まったというわけだ。

 エレコムの「HS-NB05USV」は、ネックバンドタイプで女性でも髪型を気にせずに装着できる。LINEやSkype、PS4、Macなどに対応する。手元で音量を調整できるボリュームコントローラーもついている。
 
エレコムの「HS-NB05USV」

 サンワサプライの「MM-HSUSB16W」は、基本性能を押さえたスタンダードタイプのUSBヘッドセット。フレキシブルなアームマイクを搭載し、ホワイトとシルバーの2色展開。ボリューム調整のほかミュートのオンオフもできる。
 
サンワサプライの「MM-HSUSB16W」(画像はシルバー)

 バッファローの「BSHSUH13BK」は、しっかり聞こえる40mm大型ドライバーユニットを搭載し、マイク部にノイズを低減するウインドフィルターがついている。使わないときは小さく折りたたんで収納できるので、リモートワークの際にもモバイルツールとしていいだろう。
 
バッファローの「BSHSUH13BK」

 USB接続ヘッドセットは、3.5mmステレオミニジャックのスピーカー端子(ライン入力端子)をふさがないで済むため、スピーカーをPCとつなげて音楽やBGMを流しながらボイスチャットができるのもうれしい。(BCN・細田 立圭志)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからPOSデータを通じてスマートフォンやデジタルカメラ、4Kテレビなどの販売台数・金額データを毎日収集・集計しているデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。