シャープは、中国スマートフォン(スマホ)メーカー「OPPO」の日本法人オッポジャパン(OPPO Japan)を提訴した。スマホ通信技術に関するシャープの無線LAN関連特許1件を侵害していると判断して、30日に東京地方裁判所に特許権侵害差止請求訴訟を提起。同時に、特許権侵害差止仮処分の申立てを行った。要求は、スマホ5機種の販売差し止めだ。

シャープがOPPOの日本法人を提訴した

 今回、シャープが特許権を侵害されていると判断したのは、「OFDM」と呼ばれるデジタル信号の変調方式の一種。販売差し止めを要求されているのは、「Reno A」「Reno10xZoom」「A5 2020」「R17 Pro」「Find X」の5機種だ。

 シャープは、「保有する知的財産権を重要な経営資源に位置付けており、侵害されると判断した場合は、常に厳正に対処していく所存」とコメント。今後の予定について同社は、「訴訟案件になるので、詳細は話せない」とした。

 オッポジャパンは、シャープが公開した東京特許権侵害訴訟に関するプレスリリースについて、「多大なるご心配とご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」との声明を31日に公開。「訴状を未だ受領しておりませんので、現段階では、コメントを差し控えさせて頂きます。当社としましては、お客様からの信頼を損なうこと無く、真摯に対応してまいります」とした。今後、公表すべき事柄が発生した場合は、速やかに発表するという。(BCN・南雲 亮平)