全国の家電量販店やECショップでPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、6月のSIMフリースマートフォン(スマホ)が販売台数前年比81.1%となった。スマホ全体では103.0%で前年を上回っており、SIMフリーだけが前年を大きく割る結果になった。

 要因としては市場のツートップであるファーウェイとASUSの後退があげられる。メーカー別の販売台数前年比でファーウェイが49.0%、ASUSが75.7%と不調で、市場全体に影響を及ぼした。一方、第2グループである3位のシャープ、4位のOPPO、5位のモトローラ・モビリティは前年を上回っており、シェア差を詰めている。
 

 6月週次のメーカー別販売台数シェアは、前半の2週でASUS、後半の2週でファーウェイが首位に立った。米中貿易摩擦の影響で苦境が続くファーウェイだが、トランプ大統領が輸出規制解除に言及するなど、ポジティブな要因も出始めている。予断は許さないものの、7月以降、シェアが回復に転じる可能性を秘めている。また、第2グループの攻防にも注目したい。6月第1~3週はシャープが3位で推移したが、第4週はOPPOが逆転。市場参入からまだ1年と少しながら、存在感は日に日に増してきている。
 
シリーズ別では「HUAWEI P20 lite」が首位陥落。
代わって、シャープの「AQUOS sense2」がトップに

 同期間中のシリーズ別販売台数ランキングでは、ファーウェイの「HUAWEI P20 lite」がついに首位陥落。シャープの防水防じん&おサイフケータイ対応の「AQUOS sense2」が僅差でトップに立った。ただ、3位にはHUAWEI P20 liteの後継機「HUAWEI P30 lite」がランクインしており、今後の同社を取り巻く環境次第で新たな定番モデルに浮上してきそうだ。(BCN・大蔵 大輔)