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一人暮らしに炊飯器は必要? メリットや選び方、おすすめ製品を丸ごと解説

コラム

2025/12/18 16:30

美味しいご飯を炊ける炊飯器は、生活するうえでは欠かせないアイテムです。一人暮らし用の炊飯器も多くのメーカーから販売されており、どれを買っていいか迷うかもしれません。



 この記事では、これから一人暮らしを始めようと検討中の方、すでに一人暮らしで炊飯器を買い替えようかと考えている方向けに、炊飯器の選び方をレクチャー。選ぶ際に押さえておきたい5つの選び方やおすすめの炊飯器を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
 

一人暮らしの炊飯器のメリット



 一人暮らしでは「炊飯器を買っても使わないかも」と思う方も多いですが、実は炊飯器があるだけで食生活の幅がぐっと広がり、節約にもつながる可能性があります。

 まず、炊いたご飯は冷凍保存して作り置きができるのが大きなメリットです。炊きたてを小分けして冷凍しておけば、忙しい日でも電子レンジで温めるだけでおいしいご飯が食べられます。外食やコンビニ利用を減らせるため、月の食費を抑えることにもつながるでしょう。

 また、炊飯器があればコンビニの惣菜やインスタント味噌汁と組み合わせて簡単に1食が完成します。白ご飯があるだけで、手軽なのにバランスの良い食事を摂れるのは、一人暮らしの方にとってはうれしいポイントです。

 さらに、炊飯器は自動で炊きあがるため“ながら家事”ができるのも魅力です。炊飯ボタンを押したら、あとは掃除や洗濯をしている間にふっくらご飯が炊き上がります。タイマー機能を使えば、帰宅後すぐに炊きたてご飯を食べることもできます。
 

一人暮らしの炊飯器の選び方とポイント


 一人暮らし用の炊飯器を選ぶ際のポイントは、以下の5つです。

・炊飯容量
・加熱方式
・内釜の構造や素材
・機能
・手入れのしやすさ


 それぞれについて、詳しく解説していきましょう。
 

炊飯容量



 1つめのポイントが、「炊飯器の大きさ(炊飯容量)」です。自炊する回数や1回で食べる量などに応じて、自分に合った炊飯容量を選びましょう。

 家庭用炊飯器を扱う多くのメーカーは、一般的に3~10合(1升)までのサイズを取り扱っています。ちなみに、1合分のお米はお茶碗2杯程度の量です。一人暮らしで1回分の食事プラス作り置きや冷凍庫での保管を検討している場合は、1合では足りないかもしれません。「1回で多めのご飯を炊いておきたい」という方は、3合以上を検討しましょう。

 以下では、大きさごとの特徴を記載しています。

1.5合炊き:お茶碗約3~4杯分
 1.5合であれば約20~30分で炊き上がり、食べたい分をすぐ炊ける容量です。また、炊ける量が少ない分、軽量でコンパクトなサイズ感も魅力。コンパクトでその都度炊きたてのご飯を食べたい方におすすめです。

3合炊き:お茶碗約6杯分
 3合炊きは、一人暮らしにちょうどいいサイズです。大は小を兼ねるため、3合炊きであればそれ以下の量にも対応します。少量で炊いて食べきったり、多めに炊いて残りを冷凍したり、使い分けできるのが魅力です。迷う場合は、3合炊きを選んでおけば間違いないでしょう。

5合炊き:お茶碗10杯分以上
 5合炊きは、2~4人家族くらいまで使用できる容量です。一人暮らしの方であれば、1週間分のご飯をまとめて炊ける計算。仕事が忙しく、平日は自炊の時間を取れない方などは、土日に1週間分をまとめ炊きして冷凍しておく場合などに適しています。

 炊ける量が多くなると炊飯器のサイズも大きくなるため、収納スペースの確保も必要です。
 

加熱方式



 炊飯器には、いくつかの加熱方式があります。加熱の仕方によって炊き上がり具合が変わるため、こちらにも注目しましょう。以下で、主な加熱方式3つを紹介します。

マイコン式
 炊飯器の釜の底に電熱ヒーターを配置し、ヒーターを発熱させて全体を温めて炊飯します。お手入れを手軽にできるのが特徴です。価格相場は安いもので5,000円程度から~7,000円程度。3合以上炊く場合、炊きムラができやすくなる点には注意が必要です。3合以上炊く場合は、IH式の炊飯器がおすすめかもしれません。

IH式
 主流となっているのが「IH式」で、電磁力の働きで内釜を直接加熱するタイプです。内釜の底部からフタや側面まで加熱するため、炊きムラが少ないのが特徴。また、短時間で炊飯できるのも魅力でしょう。

 IH式炊飯器の価格は、1万円からが目安です。「炊き上がり重視で、ふっくらしたご飯を食べたい」という方におすすめします。

圧力IH式
 高圧力蒸気によって、より甘みのあるもちもちしたご飯が炊き上がるのが、圧力IH式。基本的な構造は、圧力以外の部分はIH式と同じです。

 IH式よりも強い火力でお米を炊けるため、炊飯時間を短縮可能。さらに、お米の栄養を保つため、もっちりとした食感の美味しいご飯に仕上がります。

 一方、価格帯は高め。5万円を超えるモデルもあるため、お米の味や食感にこだわりたい方はチェックしてみるといいでしょう。
 

内釜の構造や素材



 内釜の構造には、厚釜・多層釜・真空釜の3種類があります。それぞれの特徴は、以下のとおりです。

厚釜
 一般的に、約2.3mm以上の厚さのモノを「厚釜」と呼びます。釜に厚みがあるため熱が均一に伝わりやすく、ムラなくお米を炊けるのが特徴です。

多層釜
 多層釜は、素材を何層にも重ねたタイプ。製品によって構造は異なるものの、7層や8層などさまざまなパターンがあります。釜の外側にアルミやダイヤモンド、銅といった熱伝導率の高い素材を用いることで、お米の芯まで熱が伝わりやすいのが特徴です。

真空釜
 真空釜は、真空の層を設けたタイプの内釜です。熱を効率よく内部に伝えて、炊き上がったご飯が冷めにくくなるのが特徴。厚釜や多層釜に比べて軽量のため、取り扱いが楽なのもポイントです。


 内釜の構造と同じぐらいに重要なのが、内釜の素材選びです。内釜の素材によっても炊き上がりが変わってくるため、特徴を確認しましょう。

鉄釜
 鉄釜は、熱伝導性に優れているのが特徴です。お米の芯まで熱が通りやすく、ふっくらとした炊き上がりを実現。また、短時間で炊飯ができるため、効率よく炊けます。

土鍋釜
 土鍋釜は、内釜に土鍋コーティングを施したタイプ。遠赤外線効果でお米の芯までしっかり熱が伝わるため、ふっくら炊き上がります。また、保温性にも優れており、保温モードの電気代を節約したい方にもおすすめです。

炭釜
 炭窯は、炭を配合させたタイプです。炭に熱を加えることにより、一気に高温で炊き上げられるのが特徴。炭による遠赤外線効果が加わることで、芯まで火の通ったムラのないご飯に仕上がります。

 ただし、ほかの金属素材の釜と違い、衝撃に弱いデメリットがあります。強い衝撃が加わると、欠けたり割れたりする可能性があるため、取り扱いには注意しましょう。
 

機能



 炊飯器も日々進歩しており、さまざまな機能が搭載されています。マストな機能でなくても、自分のライフスタイルに合ったものがあれば、それが付いた商品を選ぶのも一つの手です。ただし、便利だからと多くの機能が付いたものを選ぶと、その分商品価格は上がります。その点だけ、注意しましょう。

保温機能
 食べきれずに残してしまった場合には、「保温機能」が便利。基本的には、標準装備されている製品が多いです。「長時間美味しいご飯を食べたい」のであれば、保温時間を調整できるかもあわせて確認しておきましょう。

タイマー予約機能
 タイマー予約は、ご飯の炊き上がり時間を調整できる機能です。こちらもほとんどの機種で標準装備されているでしょう。朝起きたときや帰宅時間などから逆算して予約しておくと、タイミングよくご飯が炊き上がります。

早炊き機能
 早炊き機能は、炊飯時間を短縮できる機能です。通常炊き上がりまで50分~1時間程度かかりますが、早炊きを選べば、炊き上がりまでの時間を短縮できます。

エコ炊き機能
 エコ炊きは、炊飯器からの蒸気を抑えて炊き上げる機能。消費電力を抑えて炊飯可能です。電力を抑えながらも美味しいご飯が炊けます。

お米の銘柄炊き
 「コシヒカリ」「ひとめぼれ」「あきたこまち」など、お米の銘柄ごとに炊き分けができる機能です。お米によって粒の大きさや食感が異なるため、銘柄の特徴に合わせて炊き上がりを調整してくれます。

調理機能
 煮込み料理やパン・ケーキの生地など、炊飯器でいろいろな調理ができる機能です(対応するメニューは機種ごとに異なる)。作りたい料理をボタン1つで設定できるため、忙しい方にとって、非常に便利です。

スマホ連携
 スマホを使って、炊飯器の各種設定や炊き上がりを調整できる機能もあります。外出先から炊飯開始できるなど、便利な機能です。
 

手入れのしやすさ



 手入れのしやすさも、注意したいポイントです。手入れの手間が少なければ少ないほど、使い勝手がよいでしょう。手入れしやすい炊飯器を選びたい場合には、以下のような炊飯器をチェックしてみてください。

・炊飯容量
・加熱方式
・内釜の構造や素材
・機能
・手入れのしやすさ

 

一人暮らしにおすすめの炊飯器


 ここからは3合から5.5合まで、一人暮らしにおすすめの炊飯器を紹介します。
 

タイガー マイコンジャー炊飯器〈炊きたて〉JBS-A055



 一人暮らしでも「炊きたてのおいしいごはんが食べたい」という方におすすめなのが、タイガーのマイコンジャー炊飯器〈炊きたて〉JBS-A055です。

 最大の特徴は、厚さ約3mmの遠赤黒特厚釜と「釜包みヒーター」による高火力炊飯。お米の芯まで熱をしっかり伝え、炊きムラを抑えてふっくら粘りのあるごはんに仕上げます。さらに、「極うま」メニューや「冷凍ご飯」モードを搭載しており、冷凍保存後も炊きたてのようなおいしさをキープできます。

 また、低温調理や煮込み、レトルト温めにも対応しており、炊飯器ひとつで自炊の幅が広がるのも魅力。さらに「パン発酵」「パン焼き」モードも備えており、サラダチキンや手作りパンまで楽しめます。お手入れも簡単で、取り外すのは内なべと内ぶたの2点だけ。スチームキャップがない構造で、サッと拭くだけで清潔に保てます。

出典:マイコンジャー炊飯器〈炊きたて〉JBS-A055
 

ZOUJIRUSHI IH炊飯ジャー 〈豪熱大火力〉 NW-QB10



 「お米の甘みと弾力にこだわりたい」という方におすすめなのが、象印のIH炊飯ジャー〈豪熱大火力〉NW-QB10です。家庭でも料亭のようなふっくらご飯を味わえるモデルとして、人気を集めています。

 最大の特徴は、名前の通り“豪熱大火力”による炊き上げ。炊飯中の「中ぱっぱ」から「沸とう維持」までの工程で一気に高火力を加え、釜の中で激しい対流を起こします。これによりお米一粒一粒の芯までしっかり熱が通り、甘み・香り・もっちり感を最大限に引き出すことができます。

 また、「白米炊き分け3コース(ふつう・やわらかめ・かため)」を搭載しており、好みに合わせた食感が選べるのも魅力です。さらに、毎回洗う部品は内釜と内ぶたの2点だけとお手入れも簡単。本体はフラットパネル仕様で、サッと拭くだけで清潔を保てます。

出典:IH炊飯ジャー 豪熱大火力 NW-QB10・18
 

Panasonic IHジャー炊飯器 SR-H10B



 コンパクトで扱いやすく、ふっくらごはんをおいしく炊けるエントリーモデルを探している方におすすめなのが、PanasonicのIHジャー炊飯器〈SR-H10B〉です。シンプルな操作性と本格的な炊き上がりを両立した、一人暮らしにも最適な炊飯器です。

 最大の魅力は、備長炭釜と旨み熟成浸水のW効果。備長炭入りのコーティングを施した内釜が、遠赤外線の力でお米の芯までしっかり加熱し、甘みと香ばしさを引き出します。さらに、炊飯前に45~55度でゆっくりと浸水させる「旨み熟成浸水」機能により、お米本来の甘味と旨みを最大限に引き出します。

 また、「食感炊き分け3種類(ふつう・やわらか・かため)」に対応しており、その日の気分やおかずに合わせて炊き上がりを選べるのもポイント。「冷凍用ごはん」コースも搭載しているため、レンジで温め直しても炊きたてのようなおいしさをキープできます。お手入れ面でも、毎回洗うのは内釜とふた加熱板の2点のみ。ふた加熱板は片手で簡単に取り外せ、食洗機にも対応しています。奥行き約27.5cmのコンパクト設計で、狭いキッチンにもスッキリ収まるのも魅力です。

出典:Panasonic IHジャー炊飯器 SR-H10B
 

炊飯器で美味しくご飯を炊くコツ



 最後に、炊飯器で美味しくご飯を炊くコツについて解説します。

 美味しく炊きたい場合は、水にもこだわりましょう。浄水器やミネラルウォーターなどを使うと、ご飯がさらに美味しく仕上がります。

 お米を研いで水加減まで調整したあと、しばらくしてから炊く場合もあるでしょう。その場合は、炊飯器にセットしたまま放置するのではなく、ラップをかけて冷蔵庫に釜ごと保管しておいてください。そして、炊けるタイミングで炊き始めるのがベストです。常温で何時間もおいておくと、お米のでんぷんが溶け出して美味しくなくなってしまいます。

 ご飯を炊くときには、内釜についた水にも注意が必要です。内釜を使ってお米を研いだ際に、内釜の外側が水で濡れている場合もあります。炊飯器の故障や炊きむらの原因にもなるため、軽くふき取りましょう。

 最後に、炊き上がった後はしゃもじを使ってご飯をほぐします。ほぐすことで、ご飯の余分な水分が飛んで釜の中の炊きむらがなくなり、炊き上がりを均一にしてくれるためです。釜の中をしゃもじで十字に区切って底から上下を入れ替えながら、ご飯を潰さないようにほぐしましょう。
 

まとめ


 一人暮らし用の炊飯器の選び方について、解説してきました。一度に炊ける量や釜の素材の違いなど、炊飯器を選ぶ際には注目したいポイントがいくつかあります。また、ご飯を美味しく炊くコツもお伝えしたので、おすすめの炊飯器を購入して、ぜひ試してみてください。