消費税増税の影響は、高額商品ほど大きい。2014年4月1日に消費税率が5%から現状の8%へ引き上げられた際は、さまざまな家電やデジタル家電で駆け込み購入が発生し、その反動で、しばらく販売不振が続いた。さらに来年秋、19年10月1日から、現状の8%から10%への引き上げが予定されている。

 秋といえば、年に1回のiPhoneのモデルチェンジの時期。今年は、画面サイズとカメラなど、一部の仕様・機能が異なる3機種が登場。6.5インチの有機ELディスプレイを搭載した「iPhone XS Max(テン・エス・マックス)」、5.8インチの有機ELディスプレイを搭載した「iPhone XS(テン・エス)」は例年通り9月に、6.1インチの液晶ディスプレイを搭載した「iPhone XR(テン・アール)」は10月26日発売予定となっている。
 
9月21日発売予定の「iPhone XS Max」。イチオシは新色ゴールドだ

 気が早いかもしれないが、次期iPhoneも今回同様のラインアップと、9月・10月に分散した発売時期だとすると、少々困ったことになりそうだ。特に9月発売機種の在庫が潤沢に用意されなかった場合、争奪戦になると予想される。

消費税10%になると約3000円値上がり ますます高く

 新iPhone3機種のうち、最も高額な「iPhone XS Max」の512GBのAppleストアでの販売価格(※)は、本体価格16万4800円+消費税1万3184円=税込17万7984円。現状でも十分に高いが、消費税率10%では、本体価格16万4800円+消費税1万6480円=税込18万1280円となり、差額の3296円で、フリップケースなど、ちょっとしたiPhone向けアクセサリーが買えてしまう。

※販売価格は取り扱いキャリアごとに異なり、実質負担額は契約プランや下取りの有無などによって変わります。

 次のモデルチェンジ後の値下げを期待して、これから1年間、待ったとしても、増税の影響で、ほとんど安くならない可能性がある。ならば、なるべく早い時期に、欲しいと思った時に手に入れたほうが満足度は高いだろう。
 
2017年11月発売の「iPhone X」の発売直後3か月間の動向

 個人的には、「高額商品は増税前に買うのが正解」と考え、前回の増税時は、2012年あたりから計画的に購入し、節約・節税に努めた。増税はまだ正式決定しておらず、延期になる可能性もあるが、ざっと金額を試算しただけで、「税金は高いな」とため息をつきたくなる。消費税の税率が引き上げられるたび、「iPhone XS Max」のようなハイエンドモデルのステータスがより重みを持ちそうだ。(BCN・嵯峨野 芙美)