8月に入れば、いよいよ夏本番。お盆休みなどにキャンプなどのアウトドアレジャーを楽しむケースも多いだろう。だが、ちょっとした不注意から重大な事故つながる危険性があるので、気をつけたい。

投げ込み式湯沸かし器の空だきで出火

 製品評価技術基盤機構(NITE)によれば、2012年度から16年度までの5年間で、NITEに寄せられた製品事故情報のうち、アウトドアレジャーで使われる製品による屋外で発生した事故が98件あったという。そのため、NITEではあらためて注意喚起をしている。
 

 自転車などの乗り物を除くアウトドアで使われる製品事故は、15年度を除いて毎年20件前後のペースで発生してる。多いのが、カートリッジガスこんろ(18件)やライター(18件)などの発火製品。キャンプファイヤーやバーベキュー、花火など、火を使うシーンが増えるので慎重に扱いたい。

 実際、13年4月に埼玉県で発生した事故では、2口直結型のカートリッジガスこんろに鉄板を乗せたところ、鉄板でガスカートリッジの上面全体が覆われ、放射熱でガスカートリッジのプラスチック製バルブが溶け、ガスカートリッジから漏れ出たガスにバーナーの火が引火して火災した。
 
カートリッジガスこんろは鉄板や大きな鍋で覆わない

 カートリッジガスこんろを使う際は、全体を覆う鉄板や大きな鍋を使ってはいけない。バーベキューなどを大人数で楽しむとき、つい大きな鉄板や鍋を使いがちだが、危険なので絶対に避けたい。

 15年8月に山口県で発生した事故では、ガストーチの一部に汚れが付着していて、ガスの流れる路を塞いだため、逆流して漏れたガスに引火して破裂したケースもある。

 ほかにも、グラフでは「投げ込み式湯沸かし器」による事故が13件起きてる。電気で先端のヒーターに熱を入れて、お湯を沸かす機器だが、プラスチック製のバケツに投入して、使用後に電源プラグを抜き忘れてしまい、空だきになり出火した事故などである。

 NITEでは、リコール製品の事故も発生してるため、自分が所有する製品がリコール対象製品かを確認し、対象製品だった場合は不具合が生じてなくても使用を中止するように訴えている。火の扱いには注意を払って、楽しい夏休みを過ごしたい。