コンピュータエンターテインメント協会(CESA)と日経BP社は7月3日、両社が共催する東京ゲームショウ(TGS)2018の、出展社情報を公開した。現時点で、出展社数が366社と前年同期と比べて35社の増加、小間数が2166小間と昨年の2009小間をすでに上回って過去最大規模となる。そのなかで気になるのは、CESAの特別賛助会員にもかかわらず、これまで一度もTGSに出展していなかった任天堂が今回、出展するということだ。

東京ゲームショウ2018のキービジュアル

 任天堂が出展するのは、事前にアポイントを取ったビジネスデイ来場者のみが入場できるビジネスミーティングエリア。一般展示はないため、TGSの一般参加者との距離は依然として遠い。

 今回、出展する理由として考えられるのは三つ。まず、最近では「PlayStation4」やPCゲームで任天堂以外のゲーム機のタイトルを「Nintendo Switch」でプレイできる機会が増えてきたということ。タイトル数をさらに増やすため、商談の場としてTGSを選んだのかもしれない。

 次に、今年4月にサンフランシスコのベンチャーキャピタル(VC)と共同で「Nintendo Switch + Tech」というNintendo Switchの新たな技術を募集するプログラムを開始していることも理由の一つといえそうだ。TGSには、さまざまなプラットフォーム向けの完全オリジナルゲーム展示コーナー「インディーゲームコーナー」に、国内外の独立系開発者が出展する。その開発者に対して、追加のアイデアを募る可能性が高い。最後が、これから拡大していくスマートデバイス上でのゲームビジネスについて、新しいパートナーを求めているからと考えられるだろう。(BCN・南雲亮平)