「カメラのキタムラ」を運営するキタムラが、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の完全子会社になる見通しとなった。CCCはキタムラ株の約30%を保有する筆頭株主だが、CCC傘下のCKホールディングスが残り全株の取得を目指した公開買付けを実施する。キタムラは公開買付けに賛同意見を示しており、買付け成立後には上場廃止となる見込み。


 CKホールディングスは、キタムラの株式取得を目的として今年4月に設立されたCCCの100%子会社。5月16日から6月26日までの間、株数に上限を設けず、1株1230円でキタムラ株を買い付ける(5月15日の終値は1026円)。買い付け金額は最大で約181億円に上る。

 買い付けの結果、CCCとCKホールディングスがキタムラ株の90%以上を保有する特別支配株主となった場合、他の株主に対して株式売渡請求を行う。90%に至らなかった場合は、他の株主の保有株式数が1株未満の端株となるよう株式併合を行い、端株を買い取る。CCC以外の既存株主の過半が反対する事態がない限り、結果的にキタムラはCCCの完全子会社(CKホールディングスを通じた間接保有を含む)となる。

 キタムラとCCCは、Tポイントの導入やプリントサービス店の運営などで、これまでも連携を強化していた。キタムラがカメラ・携帯電話の販売やプリントサービスの不振で2017年3月期に最終赤字となる中、CCCが17年5月に第三者割当増資を引き受け、筆頭株主となっていた。今後は両社の顧客データベースの統合、オムニチャネル戦略の加速、新業態の開発などを行い、CCCグループの写真事業を拡大していく。