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ドンキが第3四半期決算で最高益更新、ユニー共同の新業態も好調

 ドンキホーテホールディングス(ドンキホーテHD)は5月8日、第3四半期決算(2017年7月~18年3月)を発表した。売上高は前期比13.4%増の7032億円、営業利益は7.9%増の401億円、純利益は0.7%増の272億円でいずれも過去最高を更新した。


 リテール事業の各セグメントでは家電製品が前期比13.8%増の600億円、日用雑貨品が21.8%増の1625億円、食品が21.8%増の2327億円と大幅に成長。また、12月にシンガポールに出店した「DON DON DONKI オーチャードセントラル店」も好調に推移、海外事業は55.0%増の417億円となった。
 
12月にシンガポールに出店した「DON DON DONKI オーチャードセントラル店」の外観(左)と鮮魚売り場

 ユニーファミリーマートホールディングス(ユニファミマHD)と共同運営する新業態店舗「MEGAドン・キホーテUNY」も順調だ。業態転換した6店舗の18年3月~4月の売上高は転換前に比べて120%増の42億円、来客数は90%増の3万6000人、粗利高は75%増の8.5億円を達成。食品と衣料・住居関連品の売上構成比は、7:3から6:4にシフトしている。
 
2月にオープンしたユニファミマHDと共同運営する新業態の1号店「MEGAドン・キホーテUNY大口店」

 2月21日の「MEGAドン・キホーテUNY大口店」のメディア向け内覧会で、ユニーの佐古則男社長は「大口店の転換による直営売上目標は前年度比の50%増、食品と衣料・住居関連品の売上構成比は5:5を目指す」とコメントしていたが、初動としては計画通りに推移しているといえそうだ。(BCN・大蔵 大輔)