ディー・エヌ・エー(DeNA)とヤマト運輸が共同で取り組んでいる次世代物流サービスの実現を目指すプロジェクト「ロボネコヤマト」は、ドライバーレスの自動運転走行実証実験にあわせ、2017年4月から、約1年にわたって実用実験を行ってきた「ロボネコヤマト」で実際に使用した専用EV車両を展示・公開した。

 先日掲載した実証実験の様子をまとめた記事では掲載しなかった、走行時の写真と、専用EV車両の外観と内部を紹介しよう。
「ロボネコヤマト」の専用カー(ドライバーレスの自動運転走行実証実験時)

ピンポイントの時間帯指定が好評 セルフ取り出しも受け入れられる

 新しい受け取り方を検証する「ロボネコヤマト」は、有人運転であってもドライバーは荷物の発送・受け取りに関与せず、商品を注文したユーザー自身が荷物を車両から取り出す仕組み。専用車両の内部は、生鮮食品やアイスの配送にも対応する常温・冷凍・冷蔵の3種類の保管ボックス(ロッカー)となっており、ほぼ「走る宅配ボックス」といった印象だ。保管ボックスの扉は、タッチパネルを操作して二次元バーコードリーダーにスマートフォンをかざすと開く。
 
受取場所と時間帯を指定し、その場で待っていると荷物を積んだ「ロボネコヤマト」がやって来る
 
ドアの開閉から荷物取り出しまで、すべてセルフで行う

 実用実験終了後も、今年5月まで検証期間としてサービスを継続する「ロボネコヤマト」の対象エリアは神奈川県藤沢市の一部のみ。DeNAとヤマト運輸の2社では、今後の展開は未定としているものの、反響は大きかったもよう。
 
4月24日に実施した実証実験では、一般車両に混じって自動運転で公道を走行し、
ドライバーレスで買い物代行サービス「ロボネコストア」の商品の集荷も行った
 
専用カーは、サービスを住民に知らせる広告塔。
遠くから見ても目立ち、細部までこだわったデザインになっている

 将来的には、現状の宅配便のトラックに混じって、ビビットなイエローとブラックのカラーの「ロボネコ」カーが全国を走り回る日が来るかもしれない。(BCN・嵯峨野 芙美)