スマートフォン市場では中古品が新品より安定して売れていることが、家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」とネットオークション比較サイトを運営するオークファンのデータからわかった。

スマートフォン市場では中古品が新品より安定して売れている​​​​​

 2017年3月の販売台数・落札数を1とした指数推移をみると、どちらも春の新生活商戦の3月に需要がピークを迎える点では一致している。ところが、新製品は17年6月に0.49まで半減するほどの落ち込みをみせ、その後も18年3月まで、17年3月のピークを超えなかった。

 一方の中古品は17年8月に0.84まで落ち込んだものの、11月からは3か月連続でピーク時並みの需要を獲得。18年3月には前年同月の落札数を上回っており、需要の手堅さを示している。

 BCNランキングのデータに反映される新品スマホは、8割がキャリアの販売によるもので、いわゆる「2年縛り」などの制約がある。独り立ちや新生活が始まる機会に買い替えや新規契約を結ぶと、決まったタイミングで更新することになるため、需要の発生する時期が集中してしまう特徴がある。

 一方、オークションサイトで取引される中古スマホは、通信するためにMVNOのサービスを利用する場合が多い。ほとんどのMVNOサービスには最低利用期間や解約金がなく、時期を選ばず好きなタイミングで購入できるため、安定した成長を続けているようだ。(BCN・南雲 亮平)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。