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睡眠に関する調査、9割以上が睡眠に不満 「寝ても疲れがとれない」

データ

2018/03/12 19:00

 フジ医療器が20歳以上の男女4303名に対して実施した「第5回 睡眠に関する調査」によると、9割以上の92.6%が睡眠に「不満がある」と回答し、「寝ても疲れがとれない」と感じているとわかった。


 2011年に実施した第1回から毎回、睡眠に不満を持つ人の割合は90%を超えている。今回、睡眠に「不満がある」と回答した人に対して、睡眠に関する「もっとも不満に感じること」をたずねたところ、「寝ても疲れがとれない」(19.3%)、「何度か目が覚める」(15.0%)、「朝すっきりと起きられない」(11.1%)、「なかなか寝付けない」(10.8%)と続いた。
 

 睡眠への不満を年代別に分けると、若い世代ほど「寝ても疲れがとれない」「朝すっきり起きられない」と回答した人が多く、「何度か目が覚める」は高齢になるに従って増える傾向にある。また、20代~30代では「なかなか寝付けない」が多かった。

 平均の睡眠時間は、「6時間」が最も多く、36.1%。その一方で、「6時間以下」も60%にのぼっている。休日の平均睡眠時間は「7時間」(33.4%)が最多で、「6時間以下」は34%だった。なお、理想の睡眠時間としては、51.1%が「8時間」と回答している。
 

睡眠に関する悩み 1位はストレス

 睡眠に不満を持つ人は、その原因として「ストレス」(52.8%)、「手足の冷え」(24.7%)、「体調不良」(20.0%)、「仕事・勉強」(17.3%)、「枕」(15.8%)などを挙げた。「ストレス」は第1回目の調査以来、男女ともに最多で、「手足の冷え」は女性が多く、男性の約2倍に達しいる。
 

 快適な睡眠のために行っている工夫をきくと、18.7%は「何もしていない」と回答したものの、「入浴」(31.4%)、「あたたかい飲み物を飲む」(19.1%)、「(18.7%)、「ストレッチをする」(17.8%)、「マッサージをする」(15.7%)などが上位に入った。
 

 睡眠への不満の原因として多く挙げられた「ストレス」「手足の冷え」を、快眠に対する工夫を照らし合わせると、「ストレス」を感じている人は「何もしていない」「飲酒」が多く、「手足の冷え」を感じている人は「湯たんぽを使用」「電気毛布を使用」「温度・湿度の調整」など、体を温める工夫を行っている。
 

 「第5回 睡眠に関する調査」は、2017年12月5日~12月11日に、20歳以上の男女4303名(男性2295名、女性2008名)の同社メルマガ会員を対象にインターネット上で実施した。