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<TopVision>ドウシシャ野村正幸社長が語る、価格戦略転換の本質(後編)

インタビュー

2016/12/22 18:00

 ボトムアップの価格戦略で事業を展開してきたドウシシャだが、最近は+αの魅力をもつ付加価値の高い製品を展開する。しかし、野村正幸 代表取締役社長 兼 最高執行責任者は「けっしてプレミアムを目指しているわけではない」という。

取材/道越一郎 BCNチーフエグゼクティブアナリスト
文/大蔵 大輔、写真/川嶋久人

・前編から読む

価格戦略転換の意図はプレミアム化にあらず


道越 「より良いものを」というマインドが市場にありますが、目指しているのは既存ジャンルのプレミアム化ですか。

野村 プレミアム化というより、むしろ“値ごろ”ですね。百貨店で売られているモノを半分の値段で提供できればいいなと思っています。よく「プレミアムでしょ?」とは言われるのですが、それはもともとボトムを売っていたから言われるのであって、実は違うんです。
 

野村正幸 代表取締役社長 兼 最高執行責任者

 デザイン家電として最初に成功した加湿器「middle」の例が典型ですが、一番上と一番下の価格のど真ん中を狙ったんです。ちょうど製品名も「middle」ですから(笑)

道越 +αの価値をもつという点では、ふわふわの氷を削ることができるかき氷機もヒットしていますね。いつから参入されている分野なんですか。
 

デザイン家電として初めて成功した加湿器「middle」

野村  これまで子ども向けの製品がメインでしたが、ふわふわ氷がつくれる本格かき氷機のターゲットは大人です。時期としては、デフレを脱却して消費マインドが復活しつつあるタイミングでした。また、当社がマーケットリーダーなので、市場を新規開拓して活性化しなくては、という思いもありました。

道越 家電カテゴリで次に期待しているジャンルはありますか。

野村  かき氷機がまさにそうですが、当社が狙っているのは、売上高100億円・シェアNo.1をとれるカテゴリです。具体的なジャンルはまだ言えませんが、テクノロジーではなくアイデアで勝負する新製品をしっかり準備しています。

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