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アクアと日本マイクロソフト、家電IoTで協業、第1弾はコインランドリー

経営戦略

2016/09/08 11:23

 白物家電メーカーのアクアと日本マイクロソフトは9月7日、家電とクラウドを組み合わせた家電IoTで協業を行う基本合意したと発表した。第1弾は「AQUAクラウドITコインランドリー」(仮称)。


家電とクラウドを組み合わせた家電IoTで協業する

 アクア日本代表で執行役員の山口仁史COOは、日本マイクロソフトと手を組んだ理由について「マイクロソフトのクラウドプラットフォーム『Microsoft Azure』はセキュリティレベルが高く、今後アクアがグローバル展開をしていくうえで拡張性もあったから」と話した。さらに、「日本マイクロソフトのソリューションを使い、ビッグデータを集め、解析することで声なきユーザーの潜在ニーズを取り込んでいく」と、狙いを語った。

 日本マイクロソフトの平野拓也社長は「今回のプロジェクトは、ただ家電がデジタル化するのではなく、ビジネスの革新だ。今後もさまざまなパートナーとIoT化を進めていきたい」と、意気込みを述べた。
 

握手をするアクア日本代表の山口仁史COO(左)と日本マイクロソフトの平野拓也社長(右)

 今回は、第1弾として、アクアの前身の三洋電機時代から開発・販売している業務用コインランドリーのIoT化を進め、ユーザーと店舗の双方にとって、使い勝手や管理のしやすさを改善するとともに、外部サービスとの連携による新規事業の創出も視野に入れて開発していく。

 今後、一般家庭にある電化製品のIoT化も進めていく方針を明らかにしたが、具体的な話は「まだ討議中」という。