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ラオックスが中国ECに旗艦店、アリババグループの「天猫国際」へ

経営戦略

2015/07/23 12:40

 ラオックスは8月1日、アリババグループの中国最大のECショッピングモールである「天猫(Tmall、ティーモール)」の国際版の「天猫国際(Tmall Global、ティーモールグローバル)」に「ラオックス海外旗艦店」をオープンする。


天猫国際に8月1日のオープンを控える「ラオックス海外旗艦店」(2015年7月22日現在)

 訪日外国人向けインバウンド需要の波に乗って、日本国内で出店攻勢をかけているラオックスが、その販売ノウハウを今度は逆に中国本土へECサイトを通じて広めていく。

「メイドインジャパンを買うならラオックス」

 ラオックスの国内店舗で扱っている日本製の商品は、高品質で安心ということから中国本土でも人気が高い。こうした商品を「ジャパン プレミアム」として、中国のECサイトを通じて販売する。「メイドインジャパン商品を買うならラオックス」というブランドの浸透を狙うという。

 調査会社のiResearchによると、2014年の中国のECマーケットの規模はBtoCとCtoCの合計で2兆7890億元(約56兆円)、15年は3兆9550億元(約79兆円)を突破すると予想している。
 ラオックスにとって海外ECサイトへの出店は「銀聯オンラインモール日本館」「楽天グローバルマーケット」「蘇寧易購 ラオックス旗艦店」「アマゾン USA」に次いで5店舗目となる。旗艦店としては「蘇寧易購 ラオックス旗艦店」に次ぐ大型の出店だという。

 天猫国際への出店は、アリババが提供する出店代行サービスの「チャイナエクスプレス」を利用。同サービスは、出店の手続きからサイトの構築、プロモーション戦略、顧客対応、国際宅急便などの物流、決済などのトータルサポートを提供する。