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推しの行動に「きゅんです」? 人気Tiktokerが生み出したトキメキフレーズ

時事ネタ

2021/05/01 13:00

【いま注目のトレンドワード・32(ミーム編)】 ネット上には数多くの“ミーム”があふれ、パっと見た瞬間に意味が伝わるものから首を傾げたくなるものまで、種類もさまざま。その中で、「きゅんです」はたった5文字のワードながら、ほとんどの人がどんなときに使用するのかイメージできる流行語といえよう。

胸がときめいた時に使いたい「きゅんです」

 好きな人の言動などに“きゅん”としたときに使う、きゅんです。そもそもこの単語は、“関西発おもしろ仲良しカップル”の「夜のひと笑い」(こうさん・いちえさん)が生みの親だ。2人は、TikTokのフォロワー数が150万人を超える人気ぶりを見せ、インフルエンサーとしても注目を集めている。

 きゅんですの流行を受け、夜のひと笑いは2020年6月に「きゅんですについて。」と題したYouTube動画を配信。こうさんは、「流行らせようと思って流行らしたんじゃないですけど」と前置きしつつ、「たまたまね、TikTokでよく使うワードになってきて」「いろんな人が真似してくれたりして」とブームの経緯を解説した。

 ちなみに、きゅんですは口頭でも使われ、親指と人差し指でハートマークを作るポーズがおなじみ。こうさんいわく、ポーズには黄金比があり、交差した親指と人差し指の割合は“1:1”。しかも、内側のVラインが90度で、ハートマークを傾けず水平にしたポーズが「正しい形」だとか。

 2020年12月に発表された「2020年ギャル流行語大賞」でも、きゅんですは堂々の3位にランクイン。SNSで検索してみたところ、現在も「推しが今日も可愛くてきゅんです」「通話中に寝落ちした友達にきゅんです」といった声であふれかえっていた。

 人気Tiktokerから流行語が生まれるというのも、SNS時代を象徴した出来事なのかもしれない。(フリーライター・井原亘)

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■Profile
井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている