約半年ぶりの前年比超え、ミラーレス一眼の最新販売動向

 全国の家電量販店やECショップでPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、2021年3月のミラーレス一眼デジタルカメラの販売台数は前年同月比116.5%で、前月の73.0%から大幅に回復した。販売台数が前年を上回るのは20年10月以来となる。


 メーカー別の販売台数シェアの順位は、前月と変わっていないが、2位のキヤノンがシェアを引き上げて首位のソニーに迫っている。2月に3位に躍り出た富士フイルムは引き続き好調で、20%前後のシェアで推移している。
 

 シリーズ別の販売台数シェアランキングでは、ソニーの「α6400」が首位をキープ。キヤノンは「EOS Kiss M」の後継機「EOS Kiss M2」が前月の4位から3位に順位を上げた。富士フイルムは「FUJIFILM X-A5」に加えて、「FUJIFILM X-S10」や「FUJIFILM X-E4」もベストテン入りを果たしている。(BCN・大蔵 大輔)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。