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マスクやゲーム機で横行する高額転売、販売者や購入者の実態は?

データ

2021/02/05 19:00

 NEXERは、同社が運営する日本トレンドリサーチが実施した「高額転売」に関するアンケート調査の結果を2月4日に発表した。調査は、全国の男女2300人に対して、1月30日~2月3日の期間に行われている。
 

高額転売をしたことがある人は6.7%

 調査対象者に、これまでに商品を自分で利用する目的以外で購入して、定価より高い値段で売る「高額転売」をしたことがあるかを尋ねたところ、「ある」という回答は6.7%だった。
 
6割超の人が高額転売での罪悪感が「ない」と回答

 高額転売をしたことが「ある」と答えた人(155人)に、高額転売を行った際に罪悪感があったかを尋ねた質問では、「ない」という回答が65.2%に達している。

 高額転売を行った際に、罪悪感を抱いた理由として、「誰かを騙すような気分だったから」「本当に欲しい人に申し訳なかった」といった回答が寄せられた。

 一方、高額転売を行った際、罪悪感がなかった理由として、「高額で売れるものを仕入れる努力は金銭に代えがたいので」「終売になったものなどすでに手に入らないものについてはプレミア価格としてその価値があるから」「売れなかったりして、元手も回収できない商品も少なくなかったので、損したこともおおいので、トータルで考えると」「ほしい人はその価値にお金を出すのは当たり前」といった回答が寄せられている。
 
13.3%の人が、高額転売しようと思ったことが「ある」と回答

 高額転売を行ったことが「ない」と答えた人に、高額転売をしようと思ったことがあるかを尋ねたところ、「ある」は13.3%だった。
 
ほしい商品が高額転売されていたことが「ある」という回答、約4割に

 調査対象者の全てに、これまでにほしい商品が高額転売されていたことがあるかを尋ねた質問では、「ある」という回答が38.1%に達している。
 
高額転売商品の購入経験は23.9%

 ほしい商品が高額転売されていたことが「ある」と答えた人(876人)に、高額転売されていた商品を購入したことがあるかを尋ねたところ、23.9%が「ある」と回答した。

 購入した場所・媒体については、「フリマアプリで20年くらい前に発売されていたプラモデルを購入した」「フリマアプリでマスクを購入した」「コンサートのチケットをヤフーオークションで購入した」「プロ野球のチケットをオークションで購入した」といった回答が寄せられている。

 高額転売されていた商品を購入した際の気持ちとして、「レア商品なので当たり前だと思いました」「お金で解決できるなら望むところだった」「絶版品で普通に買えないものかつ自分の中では妥当な金額だったので納得して買った」「レアな商品が手に入り嬉しい。タイミングを逃した自分の責任」といった回答が寄せられた。
 
8割超の人が高額転売されている商品を購入しようと思ったことが「ない」と回答

 ほしい商品が高額転売されていたものの、購入したことが「ない」と答えた人(667人)に、高額転売されている商品を購入しようと思ったことがあるかを尋ねた質問では、85.5%の人が「ない」と回答している。

 高額転売されていた商品を購入しようと思ったことが「ない」理由として、「損するくらいなら自分で買うし、違法なのに売ってる人が腹が立つ」「転売している人間に協力したくないから」「高いのを買うくらいなら我慢する」「適正な市場価値ではないから」といった回答が寄せられた。